みなさん、おはようございます。
僕は友人から今の富岡駅の話しを聞き、その姿を見たくて松ちゃんに一緒に行こうよと無理を言い走ってもらった。
友人から「富岡駅の線路がきれいになくなっている」と聞いたので見に行ったら、本当に枕木やレールがなくなっていた。
松ちゃんに富岡駅は何処に再建設されるのか聞いてみたけど彼は口を濁していた。
外された元線路の先の黒いピラミッドの塊は、かなり少ない量になっていた。
「大型処分場で処理してんだ」と松ちゃん。
震災後、町の復興計画で富岡駅は別の場所に移転するとなっていたけど、どうなるのかな?
計画どおりに進むのかな?
松ちゃんは僕を乗せたまま富岡漁港にトラックを走らせた。
広野・楢葉と見て来たが海岸線はどこも高い防波堤が建設されていて、富岡も同じように海が見えない様相を呈していた。
何処でも作業員の方たちが懸命に仕事をしている。
この暑さの中、ご苦労様です。
大きなテトラポットがたくさん積まれていましたが、近くで見ると凄い量のテトラでしたね。
松ちゃんは口を開き「何でもここの予算が50億って聞いたぞ」と護岸工事を見ながら「放射能ごみ処理場で500億入ったし、赤木の工業団地も3000人規模の誘致に成功したから、町の税収も大幅にアップしたべ~」と笑って言った。
娘が幼いころ良く遊んだ小さな海水浴場は跡形もなく、近くでは大きなクレーンが配置されダンプカーなどが行き来する工事現場と化していた。
こうした現場を二人で見ながら、何故か原発の話になった。
松ちゃんは「俺は原発を肯定しないけど、今いきなり全部ストップさせたら廃炉はどうする。急にやめたら廃炉の予算も作れなくなるぞ~、そうなったらまた問題だべ、なくなるのはいい事だけど徐々になくなるのがいいんでねぇ~か?流れってあるべ」と言った。
聞いていて、その通りだと思った。
毛嫌いしてきた原発だけど機構そのものが停止したり解体してしたりして予算も取れないようになったら、廃炉の道も作れないよなぁ~。
新しい富岡漁港。
漁師さんはこの漁港に戻って来るのだろうか????と思ったけど、またあのような大津波がやって来るとしたら、こうして工事してもらっておいた方がいいと素直に思った。
地震と津波と原発事故はもうこりごりだ。
海側から町の方を撮った写真。
以前と違って海からは町の姿は見えません。
当然、町から見ても海は見えなくなっています。
陸前高田とか津波被害のあった東北の沿岸部は、以前の姿を想像出来ないほど変わっている。
それに比べたら富岡の変化はまだ小さいもの。
工事が終わったら、すぐにでも新しい富岡漁港の姿を見たいと思う。
どんな漁港になるのか楽しみ。
原発事故から来春で6年。
被災地が変わりゆく姿を見て、自分もそろそろ動かねばと思った僕でした。
今日はこの辺で失礼します。
それではみなさん、またお会いしましょう。
僕は友人から今の富岡駅の話しを聞き、その姿を見たくて松ちゃんに一緒に行こうよと無理を言い走ってもらった。
友人から「富岡駅の線路がきれいになくなっている」と聞いたので見に行ったら、本当に枕木やレールがなくなっていた。
松ちゃんに富岡駅は何処に再建設されるのか聞いてみたけど彼は口を濁していた。
外された元線路の先の黒いピラミッドの塊は、かなり少ない量になっていた。
「大型処分場で処理してんだ」と松ちゃん。
震災後、町の復興計画で富岡駅は別の場所に移転するとなっていたけど、どうなるのかな?
計画どおりに進むのかな?
松ちゃんは僕を乗せたまま富岡漁港にトラックを走らせた。
広野・楢葉と見て来たが海岸線はどこも高い防波堤が建設されていて、富岡も同じように海が見えない様相を呈していた。
何処でも作業員の方たちが懸命に仕事をしている。
この暑さの中、ご苦労様です。
大きなテトラポットがたくさん積まれていましたが、近くで見ると凄い量のテトラでしたね。
松ちゃんは口を開き「何でもここの予算が50億って聞いたぞ」と護岸工事を見ながら「放射能ごみ処理場で500億入ったし、赤木の工業団地も3000人規模の誘致に成功したから、町の税収も大幅にアップしたべ~」と笑って言った。
娘が幼いころ良く遊んだ小さな海水浴場は跡形もなく、近くでは大きなクレーンが配置されダンプカーなどが行き来する工事現場と化していた。
こうした現場を二人で見ながら、何故か原発の話になった。
松ちゃんは「俺は原発を肯定しないけど、今いきなり全部ストップさせたら廃炉はどうする。急にやめたら廃炉の予算も作れなくなるぞ~、そうなったらまた問題だべ、なくなるのはいい事だけど徐々になくなるのがいいんでねぇ~か?流れってあるべ」と言った。
聞いていて、その通りだと思った。
毛嫌いしてきた原発だけど機構そのものが停止したり解体してしたりして予算も取れないようになったら、廃炉の道も作れないよなぁ~。
新しい富岡漁港。
漁師さんはこの漁港に戻って来るのだろうか????と思ったけど、またあのような大津波がやって来るとしたら、こうして工事してもらっておいた方がいいと素直に思った。
地震と津波と原発事故はもうこりごりだ。
海側から町の方を撮った写真。
以前と違って海からは町の姿は見えません。
当然、町から見ても海は見えなくなっています。
陸前高田とか津波被害のあった東北の沿岸部は、以前の姿を想像出来ないほど変わっている。
それに比べたら富岡の変化はまだ小さいもの。
工事が終わったら、すぐにでも新しい富岡漁港の姿を見たいと思う。
どんな漁港になるのか楽しみ。
原発事故から来春で6年。
被災地が変わりゆく姿を見て、自分もそろそろ動かねばと思った僕でした。
今日はこの辺で失礼します。
それではみなさん、またお会いしましょう。