みなさん、こんばんは。
一昨日、富岡の松ちゃんの所に行ってきました。
その日の朝、僕は午前7時前に松ちゃんの所に着いた。
そしてその日の福島の朝は寒かったです。
まずは朝食を摂ってエネルギーチャージ。
朝1番の仕事が野鳥保護の管理作業だったから。
いくつか見てからある巣の前で松ちゃんは笑顔で「この巣に雛が入ってるんだ」と。
そして前回、見せてもらった親鳥が卵を温めていた巣の雛は、もう巣立ちしていると話してくれた。
蓋を開けて、そーっと閉じて松ちゃんが小さな声で一言。
「見てみっか?」に、僕は声を出さずにうんうんってゼスチャーして音をたてないようにすり足忍び足で近寄った。
わぁ-----------------!!赤ちゃんが産まれてる-----------------ー!!!!
まだ体毛が生えてない生まれたばかりの赤ちゃんだ~!!!!
初めて見たから感動してしまい、もう嬉しいのなんのって。。。。。
声を出せずにいたけれど、小学生かって突っ込まれてもおかしくないくらい僕は興奮してしまいました。汗
写真を撮ってから降りた僕に松ちゃんは「でも雛たちは生まれてからが大変なんだよ。生まれても半分生きられるかどうかなんだ」と。
僕はそのことを詳しく聞いた。
ある程度、覚悟していたけど、やはり他の動物に食べられてしまうとのこと。死因の70%は蛇に丸のみにされてしまうそうだ。
「どうやってこの高さまで蛇が来るのか本当にわからねぇ~んだけど、蛇に狙われたら殆ど逃げられねぇ~な」「その他はイタチやハクビシンなどの肉食小動物にやられる」と。
これを聞いて感動しまくりだった僕は意気消沈。。。。。
この時は、なんか聞かない方が良かったとつくずく思いました。
今回は前回、巣箱の手入れや修理をしたところを集中的に回った。
その道中、松ちゃんの鳥たちとの付き合いの話を聞いた。
社会人になり初めての給料で孔雀を買ったときから、鳩50羽、チャボ、そういえばダチョウもいたな。その他の鳥を含めると今までに300羽ぐらいになると教えてくれた。
孔雀の話だけど、横浜の店で買ったのだが店員さんに「福島までは絶対に無理ですよ」と言われたらしいが、無理を言って買って来た。案の定、福島に着いたときに孔雀は車に酔ってぐったりし横たわって今にも死にそうな状態で立てなかったそうです。
でも親切な店員さんは、事前にそうなることを察し「具合が悪くなったらこれを飲ませてください」と酔い止めの薬を渡してくれたそうで、その薬を飲ませて孔雀は翌々日に無事に立ち上がり歩き出したそうです。
「孔雀は人に懐く。俺が仕事に行っているときに親父が面倒を見てたんだけど、いつも親父の後をついて回ってたよ。
薬を飲ませてくれ虫を見つけて来ては食べさせてくれたから、親父のことを自分の親だと思ってたんじゃねぇーか。だけど親父が畑に野菜苗を植えていくんだけど、そのあとを孔雀がついて行ってその苗を全部食べちゃうんだよ、親父は毎回やられるから懲りて孔雀の部屋作り、畑に行くときは出さないようにしてたんだ」って笑っていた。
ここは足場が悪くて危険なところだった。
脚立の足が土の中にずぶずぶって入っていくし、向こうが小さな崖みたいになっている場所だった。
ここにも雛が生まれてるからと写真を撮れってサインをもらって脚立に足を掛けたけどほんと怖かった。
僕が脚立に足を掛けると松ちゃんが、その脚立に手を掛け抑えていてくれた。
松ちゃん、ありがとう。
お~~~~!!!!!
毛が生えていてさっきの子たちよりはお兄さんお姉さんの雛ちゃんを見られてやっぱ嬉しかった。
横浜出身の僕には初めて見る光景なので、こんな体験できるなんて本当にご褒美ものですよ。
いや~感動しまくりました。
親鳥はこの子のために虫を取ってきては1羽、1羽ごとに食べさせて大きくさせる。
親鳥は本当に大変だと思った。
巣を選ぶにも餌が豊富な場所なのか?とか、外敵はどのくらいいるのか?とか、いろいろ見てから巣を選ぶわけだし、鳥たちの本能には関心しましたね。
この日、僕は2か所の雛鳥の写真を撮って、撮影をやめた。
雛のいる巣箱に人間のにおいが残っていたら、親鳥がストレスを感じて子育てをするっていうことを知り、かわいそうなのと申し訳なさを感じて松ちゃんに言った。
僕が雛の写真を撮りたいと言ったのに、松ちゃんに言われてそうしたかった。
それで一緒に家に戻り、松ちゃんは合鴨の水やりや餌やりをした。
この合鴨たちは今、人間を怖がらず僕がそばを歩いても逃げなくなった。
去年は僕がそばを歩くと小屋の奥に身を隠し出てこなかったのに。。。。
顔を覚えてくれたからなのだろうか?とかいいように思っている。
最後にみなさん、もうすぐゴールデンウィークですね。
帰省したり、旅行に出かけたりすると思いますが、怪我、事故に特に気を付けてご家族の皆さんとともに楽しんでください。
僕にはGWなんてないですけど、皆さんが良いGWをお過ごしできることをお祈りしています。
それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
また、お会いしましょう。