夢音(ゆのん)~風のおるごーる~ atelier JUNON

~想いをかたちにするために~
天然木を使った、オルゴール作家

私の仕事は糸紡ぎ

2023-02-10 10:05:30 | つれづれ
愛情込めて

ひとつひとつ。

そんな地味な作品作りの中

色んな方々からのお手紙やお励まし。





昨日は久々のお休みで

リフレッシュになりました。

せっかくこちらにあとりえを構えたのだから

たまにお休みの日を作って

一人でドライブしてあちらこちらのいいところを探すのもいいものですね。




今朝は雨の音で目が覚めました。

割とあたたかい春の雨です。

こちらは三寒四温に入り

徐々に春の準備が進んでいるみたいです。

これから夏までは

気候もよく

作品作りの励みになります。

京都の工房でかじかむ手をお湯で温めながらしていた作業は

こちらでは全く無く

ありがたいなあとしみじみ想います。




夢で知らない都会で個展して

ホテルからコートを忘れて

寒いなあなんて想ってた。

知らない都会を歩いていましたが

知っている人の顔を必死で探していました。

そしたら知っている人が電話して来られて

大変だなあと言われて

強がりを言い

全然大変じゃないし大丈夫。と言った。

悪い癖だなあと心で笑い。

それでもなぜか

いつか本当に大丈夫になるから。と、想っていました。



やり取りの中で

例えば話がズレたり違和感ある時は

育った環境や向かう方向性が違うだけなのだよと。

未経験な事が話題となれば

話に入らなければいいだけよと言われて

ああそうか。

変なサービス出して話に無理に加わろうとしても無理なのだ

黙って聞いてりゃいいんだな。

そんなことに気苦労するより

自分の世界を見聞を広め

構築して行くことのほうが大切な時間だよと。

気の合う人は自然と合うもので

気を使うものではないのだ。

それでいいんだ。



なぜか夢の中でそんなことを話されていました。(笑)

潜在意識の中で色んな模索してるのだろうなあ。



そんなときに

この前の夢に出てきた

銀のスプーンのお話が忘れられなかった。

銀のスプーンは海の泡がキラキラ煌めく中で

沈んで行くのですけれど

その輝きがひとつひとつ波の中から現れる。

海の中の不思議な道しるべで

そうして私の行く先を照らしてくれていたような。

ああ、なんて素敵な物語になるかもしれない夢でしょうか?

映像は消えない。

夢は海の中で物語となる。

これまでの山の物語と

これからの海の物語と

空の物語も。

無限に広がるような物語の世界は私の心をあたたかいともし火で照らしてくれる。

そんな物語を作ってゆけばいいだけなのだ。

私の仕事は糸紡ぎ

くるくる回す糸車

紡いだ糸は音色になり

物語を織り込んでゆく。

私の仕事は糸紡ぎ。

物語を紡ぐ糸紡ぎ。

それを優しく照らすのは

山の木々の木漏れ日や

海の波間の輝きや

空から降り来る光なのだなあ。





雨が激しくなりました。

雨の音は要らない物音をかき消して

心の中に広がっていく物語を

伴奏者のように引き立ててくれます。

歌おう

歌おう

おるごーるの歌

紡ごう

紡ごう

おるごーるの物語。







コメント
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