何処へも行かず、家と、家の周り近所で、
秋の、素晴らしく香しい風の匂いを感じていました。
夏の終わりは淋しいけれど、秋の始まりはいつもうやむやで、
気づくと冬になっている。
鼻をくすぐる秋の匂い。葉っぱと土の匂い。
そしてどこからか,かすかにキンモクセイが香る。
何の理由も無いのに泣きたくなって、
ただ、空と地面の間に立っている。
私はいつも、いつの秋の日も、
ずーっとそうだった、な。
秋の、素晴らしく香しい風の匂いを感じていました。
夏の終わりは淋しいけれど、秋の始まりはいつもうやむやで、
気づくと冬になっている。
鼻をくすぐる秋の匂い。葉っぱと土の匂い。
そしてどこからか,かすかにキンモクセイが香る。
何の理由も無いのに泣きたくなって、
ただ、空と地面の間に立っている。
私はいつも、いつの秋の日も、
ずーっとそうだった、な。