2020/11/23 @アミュゼ柏 クリスタルホール
「混声合唱団 あすなろ 第1回演奏会」
久々に合唱を聴く。コロナ対応でマスクをした上での演奏でしたが、
みなさんの声は、心は、豊かに響き、しっかりと観客に届いていました。
こんなに沢山の楽曲(全25曲)! 大変だったことでしょう。
コロナで練習もなかなか思い通りではなかったでしょう。
本当に凄いことだと思いました。
混声合唱団「あすなろ」の指揮者、小柴幸夫先生は、私の高校の時の合唱部顧問。
私は合唱部で指揮者をやっていて、女子高ゆえ混声の厚みには負けるけど、
小柴先生の指導のもと、繊細ですっきり爽やか、
そして温かい演奏をしていた、と自負している。
私は元々、合唱体質なのである。
なぜ今ソロを歌っているのか、よくわからない。
ひょんなことで、現役母校の音楽の先生と知り合い、
彼女がサプライズで、小柴先生を
「カシワデシャンソン」にお連れくださったのは一昨年のこと。
退職なさったという先生は、声のツヤも表情も昔のまま。
合唱団の指揮をしていらっしゃると聞き、
私も合唱やりたい!先生の指揮で歌いたい!と、
「あすなろ」のHPをチェックしたのだが、
練習日が、仕事の曜日と重なっていてガッカリ。
そして第一回演奏会の日付を手帳に書き込んで、あっという間に2年近く。
指揮をする小柴先生の後ろ姿。あの頃と全く変わっていない。
むしろ若々しいくらい。
エネルギッシュで、芯が通っていて、茶目っ気たっぷり。
その後ろ姿と、皆さんの美声に、涙が溢れた。
いろんなことが思い出された。
あの頃と今と、音楽と向き合う時の私は変わっただろうか。
とんがっていて、妥協が嫌で、人を傷つけたり、落ち込んだり。
大人になれば、カドが取れて、きっと生きやすくなると思っていた。
生きやすくなった?かな?
ささやかなお花を持って終演後の先生にお声がけしたら、
目を点にして固まってらした。「何故???」
逢いたかったです。聴きたかったです。
いつか、一緒に歌いたいです。
コロナ禍でも、いえ、コロナ禍だからこそ、
この第一回演奏会を決行してくださり、
「あすなろ」の団員の皆様と、小柴先生に感謝です。
大袈裟だけれど、生きる勇気や、エネルギーを頂くとは、
こういうことなのだと思いました。
ありがとう。ありがとう。
さて私も、しっかり歩いていきます。
しっかり、歌っていきます。
今日も出逢いとご縁に、心から感謝。MERCI.