2013/09/16 成田「玲光苑」敬老会 浜砂伴海コンサート
台風の中、成田へ。かねてからの慰問の計画がやっと実現した。
この日記でも幾度か登場した「浜砂ハナエさん」が、こちらにお世話になっていた。
大好きな大好きなハナエさん。お見舞いに行ったとき、
「早く良くなって。退院したら玲光苑に歌いに来るから」というと、
うんうん、と頷いていた。けれど約束果たせず、彼女は天国に召された。
激しい雨風の中、傘は意味無し。全身雨合羽...釣り人のような格好で出て行く。
皆さんが「敬老会」を楽しみにしていらっしゃるとお聞きし、
私はもちろん行きたかったし、成田まで辿り着くことに疑いもせず電車に乗る。が、
次の駅でストップ。延々待つがだめ。京成動いてることを祈りつつ、タクシーで金町。
おお!動いてる。ブラボー京成!! が途中、小岩でストップ。もはやこれまでか。
と思いきやまた動き始め、やっとこさ成田到着。
ハナエさんのご家族が迎えに来てくれた。急いで合羽を脱いで化粧して車で玲光苑へ。
なんと、予定時刻通りにコンサート開始。やったー!
皆さん本当にに喜んでくださった。私も心から嬉しかった。
ハナエさんもそばで聴いていてくれたにちがいない。
職員の方からも、お婆さま達からも、ハナエさんのお話いっぱい。
ハナエさんがどんなに優しくて人気者だったことか。
シャンソンや日本の歌の中に、ハナエさんが好きだったという
「九段の母」を歌う。ハナエさんに捧げる歌。
そして「赤とんぼ」「里の秋」「ふるさと」など、
皆さんと一緒に歌った。大きな声。ありがとう!
ハナエさんのお友達からお花頂く。「九段の母」を聴きながら泣いてくださった。
ありがとう。ありがとう。
御礼を言いたいのは私の方です。
会が終わる頃、雨も上がって、風も止まった。
ハナエさんのご家族とウチアゲ。ビール美味い。大きなカマ美味い。
そしてハナエさんのお家に泊まって、皆で思い出話。
心優しいひと達。涙が出ちゃう。
翌日、台風一過の青空。ハナエさんのお墓参り。
真っ青な空にジェット機がキラリ。
鼻をくすぐる秋風の匂い。ああ。来て良かった。
成田山の鰻をご馳走になって、また来るね。また来てよ。
あの嵐が夢の様。
成田の皆さん。本当にありがとう。
今日も出逢いとご縁に、心から感謝。











まるで私達のため?「宮崎」産の鰻。
