真っ赤な太陽・恋の季節・恋のバカンス
男と女・海のマリー・18歳の彼・群衆・そして今は
ひぐらし・Frames
久々に店内をヒグラシの声で満たしました。。。
温かいお客様と、ミュージシャンのおかげです!(^^)v
蝉が網戸にとまってた。
君の最後の止まり木は此処なのかい?
まぁ、ゆっくりしてってよ。
猫が狙ってるから気をつけて。
鳴きたいのなら鳴いていいよ。
さぁ、思いっきりどうぞ。
けど、彼は一日中そこに居て、
全然鳴かなかった。
じっと、人生を振り返っているかのように。
ところが、日が落ちて彼は急に、
ジジジジジジジジジジジジ・・・
と鳴いて、元気に飛び立って行った。
なぁーんだ。休憩かぁ。
蝉を見てセンチになるのは人間の勝手。
蝉はいつもあっぱれだ。
まったく、
天晴(あっぱれ)なんだよなぁ!
プールの行きと帰りで、風景が違う。
花や葉の色。風の匂い。
時間の差、太陽の角度もあるけど。
見慣れた景色をあちこち見てると、
知らない町に居るような気分になったり、
ふと目線を変えて、懐かしい気分になったり、
まったく暇な私なのである。
大好きなサルスベリの木。
隣のマンションには紅白揃ってるの。
花びらが散って、蓮の鉢に寄り添ってた。
しばし、みとれる。
紅白揃って目出たいサルスベリ。。
暑い。
猫は仰向け。毛皮はきついな。
私は「あっぱっぱー」
お気に入りは母の手作り。
母が昔着ていた浴衣をほどいて、縫ってくれた。
この柄、見覚えがある。
この浴衣を着て、盆踊りを踊っていた母。
盆踊りの会場にあった、汗をかいたホーローの、
大きな寸胴の「キュッ」とひねると出て来る中身は麦茶。
そしてオレンジジュースだったなぁ、なんてことまで思い出す。
ジュースと言っても、粉末ジュース?を水に溶かしたやつ。
ベロの色が染まっちゃうみたいな。
踊り狂った後に、ウマいんだなこれが。
わぁ。すっごい昔だ。。。
私の浴衣はまだあるかな。
ばぁばが縫ってくれた紺地の。
実家の何処かに仕舞ってあるはず。
祖母も母も、作るのが好き。縫い物が上手。
私は何も出来ない。
有り難く、袖を通すだけだ。
ところで、あっぱっぱーの語源。
「UP A PARTS」
なんだって。
へぇー!
第26回・・・26年毎年続けてるというのだから凄い。
浅草に「ニューオリンズジャズオールスターズ」を招いて、
日本からは「薗田憲一とデキシーキングス」
2時間以上のステージ。たっぷりのアンコール。
最後は主催である「浅草おかみさん会」の、おかみさん達も舞台上に上がり、
そりゃあもう、お祭り騒ぎであった。
ニューオリンズジャズ。
構えず、笑顔で、ただただ音楽を楽しんだ。
浅草にはこのあと「浅草サンバカーニバル」も控えている。
私の青春の街は、まだまだ熱い。
私もがんばらなきゃ。
おかみさん達、ナイス!!!
オーラスは「蛍の光」
清水末子先生(私の声楽の先生)の命日。鎌倉霊園まで。
先生のお誕生日は5月末、命日は8月。
いずれにせよここに来ると、太陽が熱く、私の肌を焼く。
今日も例外なく。空青く、太陽ぎらぎら。風の音。トンビの声。
「先生。しばらくです」
去年、来なかった。何故だろう。来なかった。
「先生、すみません」
いつものように、チーズケーキとレモンティー。
先生の大好物と、ワインの小瓶は自分のため。
「先生、何処までお話ししましたっけ」
ぶつぶつと、ほんの少しのご報告。そして後は、ただ黙って座っていた。
うなじを、肩を、腕を、太陽がじりじりと焦がしてゆく。
私はじいっとしていた。
峠を渡る風の中、しぃんと、しみじみ、先生を感じる。
帰りのバス停。蝉時雨。
カナカナカナカナ・・・ カナカナカナカナ・・・
ヒグラシが、季節の終わりを告げる。
カナカナカナカナ・・・
人間は、私は、昔、蝉だったのかしら。
何故にこんなに、狂おしく鳴くその声を、
他人事とは思えない。懐かしくて愛しくて、体が震える。
カナカナカナカナ・・・
ヒグラシ。その命儚くとも、その声は永遠なり。
先生の命日。そしてハナエさんの誕生日。
大事な大事な、夏の日よ。
短い人生と知っていたなら、私は何を歌うのだろう。
カナカナカナカナ・・・
カナカナカナカナ・・・・・・
私は馬鹿みたいに空を見ていた。
峠を渡る風に、心身を洗う。
先生。また来ます。
ありがとうございました。
Vocal 浜砂伴海(はますなともみ)
九州で生まれ(宮崎県西都市)千葉県柏市で育つ。上野学園大学声楽学科卒業。
クラシックの演奏活動を経て、’95年より銀座「シャンソニエ鳩ぽっぽ」のレギュラー歌手となる。
2007年フリーとなり度々渡仏。2008年パリ・モンマルトルで、現地ミュージシャンとライブ、
さらに同年パリでレコーディング。ジャズトリオをバックにシャンソンの名曲を肩の凝らない
アレンジで軽やかに歌ったアルバム「Le café」が好評を得た。
繊細なシャンソンからドラマチックなカンツォーネ、日本の懐かしい歌から自作の歌まで、
その表現の幅には定評がある。現在、都内シャンソニエ出演の他、人形師辻村寿三郎氏や、
日本のマイムの第一人者佐々木博康氏との共演など、ユニークなステージを展開中。
2011年「伴海エンタープライズ株式会社」を設立。
音楽で笑顔と元気を届けるべく、社長自ら歌の出前「歌Deli」で全国を飛び回っている。
Bankaii Enterprise INC. SITE
http://bankaii.jp/
Blog伴海日記
http://blog.goo.ne.jp/tokyoctv/
セ・フィニ・・・もう終わりよ。
といっても、恋人と別れたとかいう話ではなく、
長いこと通ってた病院。
肋骨の、びりびりリハビリ。終了~!
長かったー。初め折れてるの知らなくて相当無理したもんな。
レントゲン撮って、綺麗な骨見て、にっこり笑って、
「良かったですね!今日で終わりにしましょう!」と先生。
好きなんだなぁこの先生。何だかちょっと寂しいよ。
「また転んだら来ます」と言ったら、
「私で良かったら」と照れていた。
さぁー。気をつけなきゃねー。
危険は何処に隠れてるかわからないからね。
油断しないようにしましょ。
とりあえず、お疲れさまでしたぁー。
やったー!パチパチパチ。
皆様ご心配おかけしました。
ありがとう~!
本当は、よくわからない。ピンと来ないの。
迎え盆とか、送り盆とか。
もちろん神棚で拝み、お墓参りもするけれど、
父の骨はあそこにあるけれど、
父の命は、そばに居ると思うから。
お墓に送りに行くため、玄関を開けたら、
綺麗なアゲハ蝶が、ひらひらと私の鼻先へ。
しばらく玄関のまわりを飛んで、また私の鼻先へ。
そして居なくなった。
「パパなの?」
千の風になって大きな空を吹き渡るように、
父の命は自由で自在なんだ。
蝶々が教えてくれたよう。しばらく空を見ていた。
ふと、足下にはナスの牛。
ゆっくり、行きますか。
2012年8月15日 伴海エンタープライズ株式会社 ホームページ
見切り発車です。
これから私もガンガン注文つけて、
WEB担当者がどんどん上書きしてくれることでしょう。
ライブのご予約フォームや、歌Deli お問い合わせも出来ます。
ぜひ覗いてみてください。
お気づきの点お知らせくださいね。