優しくも大輪の

久しぶりに私の歌を聴きに来てくれた方から、
素敵な薔薇をいただきました。
写真には写しきれないほどの、
微妙な色あい。
優しい花びらの、
でもとても大輪の薔薇。
太くしっかりした茎、
意思の有る葉。
いつもの笑顔を見せてくれたけど、
実は悲しいことがあったというその人の、
全てがこの薔薇に表れているような気がする。
お顔見れて良かった。
いらしてくださって、本当にありがとう。
きっと大輪を咲かせてくださいね。

物忘れの秋

心が亡くなる＝忙しい＝忘れる

昨日、電話を置き忘れること2回。
1日のうちで2回ってなによこれ。

極めつけ。
病院の予約表が出て来た。
私は今3ヶ月に一回チェックしないとイケナイ。
チェックはしたけど結果聞きに行ってない。
しかも予約日
「9月8日」
ってなによこれ！！！
10月ならともかく。9月ってなんなのよ。

すんません。
気を引き締めます。
単に私が悪い。ばかばかばか。
忙しいという言い訳は絶対言わないぞ！

うひゃー、今夜イレギュラーで銀座。
明日は朝一の飛行機で博多へ。
6:35羽田発。。。
どーすんの。

忘れ物しない様に。
今夜は眠れんな。

次のドレスは花嫁衣装？

母が私のドレスを縫っている。
今回はちょっと大作？
聞く所によると、
花嫁さんのドレスのパターンを使ってるのだそうだ。
色は白ではないし、形も自分なりにアレンジして、
工夫してるらしい。
見るからに大変そう。
あまり無理しないでね。プッツン行っちゃぁやだよ。
素人ながら、作って行くうちに
どんどん欲が出て来るみたい。
向上心ってやつだ。
見習わなくちゃなぁ。
私なんか、あんな細かい作業、
見てるだけで気が遠くなるよ。
恐るべし、母のパワー。
ありがとうね。

日比谷のススキ

日比谷で千代田線を降りて、
銀座へ向かう途中、いつも楽しみなのは、
ガード下の黒塀のディスプレイ。
コリドー通りの最終地点、というか、入り口と言うか。
7月は七夕らしく「笹」と短冊、綺麗だった。
ススキはもちろん本物。
果物、木の実、実りの秋。嬉しいね。

金子飛鳥さんのヴァイオリン

金子飛鳥さんのヴァイオリンを聴いた。
魂がもっていかれちゃうほど、心地よかった。
「素晴らしい」と言うだけでは言い足りない。
彼女のすべてが、
最後の音の消え際の、尻尾の先までが、
アメイジングだった。
音に全てが宿る。
音で全てがわかる。
恐ろしいことだ。
でも、だから、
音楽を求めることを、やめられない。
ブラボー。
ありがとう。

ひとりイタ飯

一人でパスタを食べる。
パスタ大好き。
グラスワインを一緒に注文。もちろん赤。

昔は一人でもワインは、カラフェ（デカンタ）で注文したものだ。
今はねぇ、実は1杯で酔っぱらう。可愛いなぁ
（でも、2杯以上飲んじゃうと、果てしなく飲んじゃう。
1杯飲んだときの「酔い」がどっか行っちゃう。これ不思議）

ふと、眼の端にしっかりとした存在感のある御婦人。
やはり一人で食事していた。
で、なんと、そこにはワインのボトルがどーんと。
カラフェじゃないよ、ボトルだよ。

手酌で独り黙々と読書しながらパスタを召し上がり中。
さらに一人がけのテーブルには所狭しと大きなピザもどーんと。
私はそのワインのボトルが気になってしょうがない。
あれ全部飲んじゃうのかなぁ。
ちろちろ見ていたが、飲み干しつつある模様。
考えてみたら、あの食べ物の量にちょうど1本要るよなぁ。

私もかつては、
あら、気づいたら1本飲んじゃったわ、てなこともあったけど、
さすがに「おひとり様」でいきなり1本頼んだことは無い。
うー、負けた。

でもさ、やはりワインのボトルって、
二人の間にあるもの、だったり、
大勢でワイワイの中を行き来するもの、なのだと思うよ。

ワインにはやはり「会話」が似合うよね。

今日の庭

我が家の庭、と言いたいところだが、
マンションの庭。
大家さんが情熱的に造り上げ、世話してる。
私の窓のすぐ下だから、嬉しい。
しばし庭に立ち、せせらぎの音を聞く。
ここは、木と土と緑の空間。そして、水。
池には鯉もいる。
癒されるなぁ。大家さんありがとう。
元々造園屋さんの彼は、
凄い大掛かりなことを、殆どひとりでやってた。
この庭を造っている最中も、出来てからも、
ほんとに楽しそうだ。

蓮が茎ばかり伸びちゃって。
今日はお花がひとつだけ。
紅葉が色づくのが楽しみだな。

体の癖

マイムの稽古。久々。
気持ちよかったなぁ。辛かったけど。
太極拳、相変らず好きなくせに順序がわからなくなる。
ほんと、これってマイム的だよなぁ。
最近、自分の体の癖が凄くよくわかってきた。
自分でも少しずつ気づいて直してるのだけど、
改めて、マイムの佐々木先生に言われた。
「その歩き方、殿様やお姫様なら良いけど・・」
思慮深く見えるのとは違うと。
エラそうっていうか、
おおざっぱに言えば、体が反ってる。
「あご引いて」っていうのもよく言われる。
パソコンの画面見過ぎのせいもあるな。
なんだか体が反ってて顎が出てて、いけ好かない私！
秋なんだから、思慮深い顔とフォームで歩きましょう。

秋に想う

無性に行きたい。パリ。
東の最果ての国で、私は淋しくて泣きたくなっちゃうの。
きっと、秋のせいだわね。

秋のライブ用に作ったポスターにこの写真。
毎日飽きず眺めたこの風景。
これはほんとは秋じゃない。
一昨年の1月だ。

けれど、最近毎日眺めてるこの写真が、
私の秋のテーマになっちゃった。

”秋に想う”

と題して、何を歌いましょう。

歌っても歌っても、あまり汗をかかなくなった今日この頃。
ふと、外に出ようとした時、
鼻緒のついたサンダルが履けないことに気づく。
何故って、靴下をはいているから。

季節は美しく巡り来る。
風は冷たく澄んでゆく。
ほんと、
鼻から吸い込む風の匂いで、泣きたくなっちゃうのよ。

伴海パリ日記