昨年癒しの庭で清楚な白い花をつけた
ムラサキの花です。
今では野山から姿を消し、幻の花と言われていますが
紫根染の染料として
あちこちで栽培されるようになりました。
当市で栽培された紫根を使って染めた
ヒイラギさんの紫根染です。
高貴な格調高い色合いに染められました。
昨日、用事があって
アンティークもみじさんに行ってきました。
あまりに素敵なお店でびっくりしちゃって・・・
アンティークもみじさんでは
西陣織やちりめん、友禅などの着物や帯
かわいい和装小物、飾り物など
お店いっぱいにならび
まるで京都のお店にいるみたいな気分になりました
もみじさんで見せてもらった
紫根染の布をはいで作った半纏です
襟に使われている手ぬぐいには
早稲田・慶應のローマ字が・・・
早慶戦の応援にでも使われたのでしょうか。
若者たちの熱気が伝わってきそうです。
袖にはいでいるのは思い出の着物でしょうか・・・
色あせた紫根染の半纏を手にして
高貴な伝統の古代文化と
おしゃれな感覚とが織りなす
粋な感じを楽しむことができました
この半纏を着た方は
どんな方でしょう・・・
おしゃれな着こなしを楽しんだのでしょうね。
色あせたこの紫根染は
いったい誰の手によって染められたのか
気になりました
紫根はどのように搗いたのでしょう?
江戸時代の紀行家菅江真澄が
当地に来たときに描いた
ムラサキの根を搗く臼の絵です。
こんな臼を使ったのでしょうか・・・?
今は亡き人間国宝の栗山文次郎氏が
使っていた石臼です。
こんな石臼で搗いたのでしょうか・・・?
工房の仲間たちは
紫根を臼で搗く古代技法を
身体で感じながら
草木染を楽しんでいます
仲間には臼まで作ってくれる人までいて大助かり・・・
ヒイラギさんの紫根染はこの臼を使って
紫根搗きを・・・
ぺったん、ぺったん餅つきではありませんよ(笑)
古くから伝わる伝統文化に熱い思いをこめ
親しまれていることに
郷土の誇りを感じ
なんだか心が豊かになった気分・・・
アンティークもみじさんに感謝、感謝の
うれしい節分の日でした
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