トム wish

人生経験がすこしだけ豊富なトムの日常生活や おもしろ談話などで構成してます。

身体を使うか、頭を使うか、両方か?

2011年12月28日 21時05分29秒 | 日記

 年の瀬ともなると、周りがなんとなくせわしない感じ、

         別に普段と変わりはないのだけどね

 

昔の人も情報を収集する事で人生の方向を決めていたのだけど 今とは違い

その情報量は少なく、また正確ではないものも多かったわけだった 

まるで噂のような情報を信じて新天地に出発した人も数多く居たんだよね 

南北戦争後のアメリカでは多くの人たちが

生きるために旅立って何かを掴み取ろうとしたんだけど 特に黒人たちは奴隷から

開放されたのは良いけど 認められるような仕事には就くことは出来なかったし

国の土地も白人とは違い与えられる事は稀だった

 

そこで彼らが目指したのがテキサス

まだ当時はテキサスには鉄道が敷設されていなかったので 

物資や家畜の移動には人力や馬車が使われていて 当然のことだが

牛の需要は東部にも西部にも必要になっていて 牛飼いの牧童は

その輸送に必要不可欠の仕事としてあったわけ

 

テキサスからカンザスまでの牛の移動 なぜカンザスかと言うと 

そこに鉄道の駅があったからで 千キロ以上の大移動ということになる

彼らはカウボーイと呼ばれている その殆んどが黒人だったのが事実

映画で白人カウボーイとインデアンしか出てこないのは実際のところ少し変!

線路が開通するまでに移動させた牛の頭数は約500万頭で

その殆んどを黒人カウボーイが移動させたんだね

 

(グリッデンの工場)

牛追いが無くなって行く理由には、ある発明があったけど 意外なもので

それは有刺鉄線なんだよね 米語でバーブドワイヤー(Barbed-Wire)

フランスがその発祥なんだけどアメリカ イリノイ州のジョセフ、グリッデンという人が

豆挽き器にワイヤーを数本通して、捻じ曲げながら棘を出すことを考案した

って事なんだけど (1874年)

 

最初のヒントは 「棘のある、つる草が絡んだ柵は家畜が乗り越えない」 そこで

針金を細工してトゲを出せないかと、夜も寝ずに昼間に寝て考案したということ

(josephGlidden house)

ところが

牛追いの通り道に地主たちがこの有刺鉄線を張り始め 通行料を取ったり

作物を守るため銃をぶっ放したり 牛を盗んだりした為に テキサスを出る時4ドルだけど

カンザスでは40ドルの牛が目減りしていき 時代が変遷するのにあわせて

やがてカウボーイの時代は終わってしまう その期間は20年だった

かたや

グリッデンの有刺鉄線は売れに売れて 地球25周分、大金持ちになりました。

 

 

 

 

 


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