いわゆるロードムービーと言うのは、見ていて面白い
アメリカなどでの映画は 車 を中心にストーリーが進んで行き
そこに人間模様が投射されていく 日本では高倉健や桃井かおり
それに、武田鉄也の 黄色いハンカチ が有名ではないでしょうか
映画なので 時間が早送りになっているのは仕方がないにせよ
実際の旅は空虚な時間が流れていく事の方が
多いのが真実だろうね
誰もが思う、幸せの定義なども暗にスクリーンに映し出して
涙を誘うシーンなども有るし アクシデントを乗り越えていく
主人公との一体感を感じるシーンなども元気がでます
洋画では1971年の「激突」DUEL もロードムービーだけど、
少しオカルトっぽいね
そんな映画も、まずは車ありきで、始まります
この車 コンパクトカーと言われてトムの若い頃にアメリカで
よく売れた車でした プリムス ブァリアント (1967~)
140馬力くらいで最高速150km 3200cc~くらいかな
この映画用に赤く塗装されています
都会から郊外へ、そして田舎町を抜けると峡谷や荒れ野に
スクリーンは変化して行きます なんでもないことを発端に
トレーラーに追い回される主人公(デニス ウィーバー)は
見ていて可哀想になります
しかし、これも有り得る話で恐怖感を誘います
撮影1997年
(1924~2006歿)
トラックが後ろから接近してくると嫌な気持ちになるのは
誰しもでしょうし そこを巧みに映画に仕立てていますね
ストーカーの恐怖も無人の荒野ではトレーラー(ピータービルト281)といった
馬鹿でかい物体に置き換わっています
ラストシーンで主人公が 崖っぷちで夕日を見ながら
座りこんで 泣きながら笑っているシーンは心に残ります
一方、トレーラーの運転手(キャリー ロフテン)は一切 顔が
出てきません そのブーツと手がチラリと見えるだけですね
スピルバーグが若い頃に16日間で撮影したというのも有名な
話です,,,,,,,,,,,。