三日坊主の備忘録

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映画 十一人の賊軍

2024年11月05日 | 日記
勝てば官軍負ければ賊軍

私はこの言葉にあまり共感したことはない。
歴史好きの私なのに明治維新時期は好きではなかった。

何故だろう。







『飛び交う銃撃 轟く砲弾の最中、11人の凶悪な犯罪者たちによる夢と自由を賭けた壮絶な死闘が始まる!為す術もなく、理不尽な現実に翻弄される男たちの魂の叫び。このままで終われるか!』


スタッフ、キャストたちが魂を込めて作り上げた本作。
山田は「登場人物はそれぞれの正義に則って行動を起こします。観る方向によっては、悪にも裏切りにも見える行為が、実は正義だったりする。それって現代においても良くあること。いろいろ大変な世の中ですが、相手の立場に立って物事を見たら、優しく穏やかに生きられるのかもしれません」と作品を通した気づきについて述べていた。(磯部正和)


名脚本家・笠原和夫のエネルギーが凝縮された強烈作がついに映画化!さらに、監督・白石和彌が迫力と疾走感を兼ね備えた圧巻のアクション

この映画についての説明などいろいろある中で、上記の文章に心が惹かれました。

私は今回、この映画を一人で観ました。

切腹や断頭、チャンバラの血みどろは好きにはなれないし、そのシーンは怖いと言うより何か不自然。

でも

観終わった後に
残ったもやもやが言葉にならない。

そして冒頭の説明文にたどり着いた。

面白い、圧巻だったねと言うタイプの映画ではない。

しばらくこのねたが続きます。




山田孝之や仲野太賀については言わずもがな。
出演者が誰一人譲っていない⁉️
阿部貞サダヲをはじめとして有名俳優さんと言われている人達が、一歩引いているような気がした。
怠けているんではなくて、淡々と自分の役をこなす。
やはり 題名通り
十一人の賊軍
なのだ。

有名俳優さんが譲った感はない。ここでさりげないからこそ一流を通したと思う。

多くの惨殺があった。
チャンバラも戦争も殺し合いで、
まさに冒頭の殺し合いに正義はない。

また、この惨殺劇が歴史上至る所にあって、その上に今の平和が成り立つとは言いたくない。






会津藩や長岡藩の最後はあまりに有名。

その会津藩とは、菅谷の山一つ裏側に位置する新発田藩。戦火を浴びることなく今にある。

 

十一人の賊軍 : 作品情報・出演者、スタッフ、内容、あらすじ - ひとシネマ(引用)

十一人の賊軍

日本近代史上最大の内乱である戊辰戦争の激戦地となった北陸では、長岡城奪還や新潟湊での地上戦など、旧幕府軍が巻き返しつつあった。だがその戦況を一変させ、新政府軍に勝利をもたらしたのは新発田藩による歴史的な寝返りだった。彼らはなぜ背信の道を選んだのか。どのようにして、激戦を生き延びたのか。「日本侠客伝」(1964年)や「仁義なき戦い」(73年)を手掛けた名脚本家・笠原和夫が、史実に着想を得て書き遺した幻の物語が60年以上の時を経て遂に映画化された。

監督は、「凶悪」(13年)や「孤狼の血」シリーズ、「碁盤斬り」(24年)などを手掛けた白石和彌。「孤狼の血」シリーズのスタッフが集結し、笠原和夫が遺したプロットを原案に、名もなき弱き者たちが未来を照らす集団抗争時代劇を作り上げた。ダブル主演は、Netflix配信ドラマ「全裸監督」シリーズや「忍びの家 House of Ninjas」(24年)など、最前線で活躍する演技派俳優の山田孝之と、「すばらしき世界」(20年)で第45回日本アカデミー賞優秀助演男優賞や第76回毎日映画コンクール男優助演賞など、数多くの賞に輝いた実力派俳優の仲野太賀。2人とともに、戦いへと送り込まれる賊たちを尾上右近や鞘師里保、佐久本宝、千原せいじ、岡山天音、松浦祐也、一ノ瀬颯、小柳亮太、本山力の個性的なキャストが熱演。そして、史実に実在した新発田藩家老・溝口内匠を阿部サダヲ、新政府軍参謀・山縣狂介を玉木宏、岩村精一郎を浅香航大、米沢藩の色部長門と斉藤主計を松角洋平と駿河太郎が演じる。さらに、野村周平、音尾琢真、木竜麻生、西田尚美など錚々たる面々が共演する。

戊辰戦争が勃発し、新政府派「官軍」によって、旧幕府軍が徐々に東国へと追い詰められるなか、新潟の新発田藩家老・溝口内匠は進退窮まっていた。密かに新政府軍への寝返りを画策する新発田藩だったが、旧幕府派の奥羽越列藩同盟軍が出兵を求め新発田城へ圧力を強めてくる。ここで、同盟軍と新政府軍が鉢合わせてしまっては、新発田は戦火を免れない。一刻の猶予も無い溝口内匠は一計を案じ、官軍の進撃を食い止める起死回生の一手として「砦の護衛作戦」を命じる。集められたのは、殺人、賭博、火附け、密航、姦通などで捕えられた、死罪になるべき〝十一人〟の罪人たち。そのミッションとは、〝新政府軍が砦へ侵攻するのを防ぐこと〟。圧倒的不利な命懸けの状況下で、勝てば〝無罪放免〟という契りを信じ、〝十一人〟の壮絶な戦いが始まる。

YouTubeなどでもたくさんの映像が流れています。









 


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4 コメント

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Unknown (sinjyusai)
2024-11-05 11:26:52
こんにちは。

最近の映画はリアルなので見る映画によっては目をそむけたく成りますね

やはり役者は成りきれる人が一番上手いんでしょうね

イオンなら20程上映映画が有るので迷いますが

一人で好きな映画を見ようとは思わないです。(笑)
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Unknown (tomo)
2024-11-05 11:58:57
>sinjyusai さんへ
>こんにちは。
一人でじっくりと観たかったというのが本音です(笑)
やくざ映画とか集団抗争なども全く興味はありませんでした。
なのに!!
しばらく この映画について書いていきますので
ご遠慮なさらず スルーしてくださいませ
自分の備忘録に残さなきゃならない映画だったので、恥ずかしながら いや 恥ずかしくならないようにあちらこちら引用したり頑張ってみました。
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Unknown (一年生)
2024-11-06 11:55:32
こんにちは一年生です。

あれま~コメントしたつもりが出来てなかったみたい?

新発田と言えば故郷でしたよね~?

そこに関係がある映画となれば普通の方が

見る感覚とかとは又違うのかも?

勝てば官軍負ければ・・・とはよく言ったものですが

日本にとって明治維新は良かったものなのか?
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Unknown (tomo)
2024-11-06 13:46:39
>一年生 さんへ
>こんにちは。コメントありがとうございます。
先日 新潟へ帰ったおり この映画のお話をお聞きしました。ご察しの通り諸手を挙げての歓迎とは言えないようでした。(新発田市民だって一枚岩ではありませんので)
江戸幕府、明治新政府どちらにしても鎖国から開国への道筋が重要で、その後の国づくりは列強国との闘いに存分に果たされたと思っています。
間違いは繰り返されるし、その時は誰しも己の道は正しいと。今回、情義や勧善懲悪を吹っ飛ばすところが、現代に警鐘を鳴らしているのかもしれませんね。
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