気まぐれ 花★旅日記

奈良に一番近い京都からお出かけグルメの話題LUMIX-GH4

樹木医と歩く春日原生林

2014年06月01日 18時31分02秒 | おでかけ奈良公園

5月31日
miyabiさんと2人で「樹木医と歩く春日原生林と奈良公園」と言う講演に参加してきました

12時45分JR奈良駅に車を停めて集合場所の奈良セミナーハウスまで歩きました
1時半までに間に合うかな~と心配しましたが1時20分頃到着、miyabiさんと合流

セミナーで少しだけ樹木医、正岡先生のお話を聞いてから早速奈良公園へ出発です

後から知りましたが、正岡子規と親戚関係に有る方の様です



切り株の年輪の説明



木は中心よりも外側が重要なのだとか



生きているのは外側だけで中は材木でしかないのだとか・・・
なので中が腐っても大丈夫ですが外側を1周食べられてしまうと枯れるのです



先生が数えた数字が入っていますよ  この切り株は樹齢100年だったようです



その次に見たのは↓ 名前忘れちゃいました  豆の様な実が石鹸の代わりになる とげがいっぱい有る木  



その次に見たのが「ムクロジ」
中が空洞になっていて竹が生えています     ムクロジの実も石鹸に使われていたそうです
種を覆っている黄色い部分を水の中で揉むと泡が出るそうですよ  そして中の黒い種は羽子板の羽に使われています

  

枝を切り落とした幹に墨汁が塗られています
こうする事で腐敗が防げるのだとか  



木の根元に居る 菌類が木の内部に入り込み
子孫を残すためにコフキサルノコシカケが生えている木  
こうなるのは最終形態で、この木はもうほとんど死にかけているのだそうですよ
   

飛火野に有る大きなクスノキ
まとめて3本植えられています
枝先の下辺りまで根が有るので踏まれないように柵で囲んで保護されています





離れて見ると1本の木に見えますね



鹿が食べるので樹木の下枝の高さが揃っています(ブラウジングライン)
この芝も鹿が食べるのでお手入れ要らずです



皮1枚で立つクスノキの老木



木は皮さえ残っていれば生きていけるんですね



根が自分の根を巻き込んでいる様子「首絞めの根」と言ってこれで枯れる場合も有るそうです



小さな小川を渡ったり徐々に原生林に入って行きました



ナギと言う木は根から他の植物の生長を抑える物質を出して他の植物が育たないように阻害しているそうです



でもその毒に自分自身もやられて枯れる事も有るらしい(笑)



さらに奥へ入ります



暑かったです     追いついた頃には説明が終わってたり(笑)



ねじれながら成長している木

 

大きなイチイガシ



杉の大木   幹も太いけど 枝も大木みたいですね

 

重みで落ちてこないのか不安になるほどですね



この杉を見た後、セミナーハウスに一旦戻りました



暑くて大変でしたが中々興味深い内容でした

セミナーハウスで少しお話を聞いた後、近くの「吉城園」へ入りました
続きは次回にしますね