今朝のNHKニュースで高齢者の居場所について取り上げられていた。
場所は、首都圏であった。
特別養護老人ホームは順番待ちで、介護サービスが付いた高齢者マンションは20万円以上するため入居できない。
また、病歴によっては近隣に迷惑がかかるので民間施設にも入居できないという。
地方でもその事情は変わらない。
私の周りにも本人の年金だけでは負担できないために家族が負担し、貧窮を極めている人たちがたくさんいる。
では、いっしょに住めばいいという意見もあるが、現実に今の住環境では難しい事情もある。
介護が、本人だけでなく家族の肉体も精神も、そして経済も深く打撃を与える現実がある。
このことを私たち行政の人間は直視する必要がある。
決して他人事ではない。
税をとることだけに必死になる。
しかし、税を納めがいのあるまちづくりをしようとしない。
いつか、誰にも降りかかる現実を楽にするかわりに、皆さんで負担しあいましょうとわかりやすく説明してもらえれば負担する側も納得できるのではないか。
年金も介護も未来の自分や家族のために我慢しながら納めているということを私たちは肝に銘じなければならない。
どうすれば素敵なまちになるのか、たった一人ではできないかもしれないが、たった一人から始まることをわかって欲しい。