バイクと音楽を楽しむ前期高齢者

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20250201 カフェOTTO通信 東北7

2025-02-01 15:54:43 | 旅行

東北キャンプ場めぐり 第7弾 10月13日(日)

 夕べのおやど、望洋台キャンプ場の値段です。バンガロー料金が2,200円。入場料が1人550円。合計3,300円。安いですねえ。

 8時出発。三陸自動車道、気仙沼中央インターからこれに乗ります。無料高速を淡々と南下し、9時、道の駅さんさん南三陸で小休止。ここは多くの道の駅にある地元産直という感じではありません。数多くの露天が並び、大規模イベント会場の雰囲気。忘れずに震災伝承館も設けてありました。海産物の唐揚げの店があり、タコとホヤを購入。ホヤは夕べの民宿であまりにも美味しい物を食べたせいかイマイチの感じ。タコは旨かった♫

 南下するにつれ、交通量が多くなってきました。いつも休憩する道の駅:上品の郷(じょうほんのさと)の駐車場は満杯で諦めてさらに南下。松島から南は有料になるが、仙台の混雑は避けねばならぬ。 

 山元インターで高速を降り、海岸線へ。ここには津波で被災した山元町立中浜小学校が震災遺構として残され、内部見学ができるようになりました。(入場料¥400)

 

 気象庁から発表された津波の高さは10メートル。校舎の1階の高さは4メートル、2階建てだから8メートル。しかし津波を想定して建設時に2メートルかさ上げしたそうな。これで10メートル。歩いて避難所まで行くには20分かかる。間に合わない!校長は屋上への避難を決意し、90名全員を屋上まで上げた。屋上に屋根のある倉庫が設置されていたのが幸い。寒さにも耐えて全員が助かったそうな。しかしあと1メートル津波が高かったら助かっていなかっただろう。日曜日ということもあって見学者は多く、10人ほどの集団で案内をして頂いた。1人でも亡くなっていたらこういう形で公開することはなかったろうな。こういうふうに助かった学校もあれば多数の児童生徒、教員が犠牲になった学校もある。 40分あまりの見学を終えて12時50分、中浜小学校を後にした。

屋上から海を眺める。海岸からは400メートル。あの青い海が真っ黒になって押し寄せてきたんだ。大人たちはこれを子どもに見せないようにしたらしい。(以上、である調で)

 海沿いの県道を南下し、被災して通行止めになっていた松川大橋を渡り、松川浦へ。まっすぐな砂州が延びています。さらに南下すると大規模な太陽光発電設備があちこちに作られていました。火力発電もたくさんあります。ここらは東京への電力供給地域なんだなあ。

 浪江町には希望の牧場福島(今は希望の牧場よしざわ)という牧場があります。東京電力の原子力発電所が爆発し、一帯は被災しました。そして被爆した牛は売り物になりません。それだけではない。牧場主にも避難命令が出され、牛は置いてきぼりにされて数多くが餓死しました。牧場主の吉沢さんは「自分は牛飼いだ。牛飼いの仕事は牛を殺すことではない」と、自らも被爆しながら300頭の牛を世話し続けておられます。昨年はオートバイツーリングで訪れました。今回は事前連絡をせずに寄せてもらったのですが、パネルを示しながら熱く語って頂きました。

 政府は昨年、なるべく原発に頼らないという方針を転換し、古い原発の再稼働や新増設をすると言います。まるで原発事故がなかったかのようなご都合主義。原発が爆発した瞬間をテレビで見た時、あ!日本終わった!と膝が震えた想い出があります。原発回帰を考える自民党公明党の政府、それに電気産業を抱える労働組合=連合に汚染された国民民主党は許せないと思います。立憲民主党さえもふらついています。

 先日青森の六ヶ所村で見た核燃料サイクル施設が何回も失敗して完成していないことを考えるとこんな危険な原発にいつまでも頼っていては将来の世代に責任を持てないと強く思ったのです。

 今日は僕も熱くなりすぎたかな。

 今宵のおやどはここから30キロほど西の内陸部にある日山キャンプ場。小さい方のバンガローを借りたのですがそれでも8人用。きれいな施設ですが料金は3,660円。昨夜の望洋台はプレハブの小屋という感じでしたがこちらは高級コテージって感じです。

 風呂は残念ながらかなり遠くなんで諦めました。 



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