私の両親は長野県出身で私も関東圏で育ったのでたこ焼きというものを子供の頃に食べたことがありませんでした。父親が大阪に単身赴任していた時に大阪に初めて行ったら、たこ焼きを食べさせてあげると連れていかれた店はだし汁の中にふわふわのものが入っているもので、たいしておいしくもなく想像していたソースのたこ焼きとは全く違う食べ物でした。後日といってもかなりたった後ですが、それは明石焼きというものだと知りました。
一人暮らしを始めてもたこ焼きを食べる機会はありませんでした。一人暮らしも結構たってから最寄り駅に銀だこができたので買って食べましたが、それほどおいしい物という感じもありませんでした。
そんなことでたこ焼きとは無縁の生活をしていたのですが、一日三食べるということができなくなってきて普通の食事を摂れなくなっていたので冷凍のたこ焼きを食べたりしていました。
そして、自分でたこ焼きを焼いてみたいと思って、たこ焼きのできる器具を調べてみたら比較的安価な商品があったので購入したこ焼きを調理してみました。世の中にたこ焼きの粉というものがあることも初めて知りました。スーパーでしょっちゅう近辺を歩いているはずなのですが、全く目に入りませんでした。
で、たこ焼きを実際に焼いてみました。丸く焼けるのかというのが一番問題だったのですが、やってみるとなんとかなりました。ちょっといびつな出来ではありますがたこ焼きが出来上がりました。たこ焼き用のソースというのもあるのではと思いますが、お好み焼きのソースに青のり、削り節でとてもおいしくいただきました。
思った以上に簡単にできたので、これからは冷凍のたこ焼きを買うことなく手作りしていこうと思ったしだいです。