これまで派遣について色々と書きましたが、派遣とはまた別に出向というのがあります。これは私の限られた知識では語りつくせないほど色々な出向があると思いますが、とりあえず、私の感ずるままに書いてみたいと思います。
大手の会社は数多くの子会社や関係会社を持っていると思います。そうすると、親会社の若手の従業員が勉強もかねて子会社に出向なんてことがあります。これは、大手の会社だと特に人事、総務、経理なんていう事務部門だと仕事が細分化されてしまい、業務の全体を理解、把握するというのは難しいと思います。ところが、規模の小さい子会社なら同じ部門であっても、一人が色々な業務をやらなければならないので、会社全体の業務を経験することができます。これは若手社員にとっては貴重な経験となるでしょう。
また、同じ子会社への出向だとしても、年齢が50歳以上の場合なんかだと、大手の会社での出世がもう望めない人が定年まで子会社の役員とか部門の責任者となるための、片道出向なんてのもあります。もう本社には戻れずさようならってわけです。ただ、この場合、企業によって違いはあると思いますが、出向する人の給料は大手の会社にいたときと同じにするとかがあります。子会社の方が給与水準が低いので、出向して子会社の給与にもとづいてしまうと給与が下がってしまうためです。
このような出向はまだ健全な出向といえるでしょう。片道出向であっても給与の水準は保障されるわけですし、子会社の役員になったりすれば、定年になっても子会社で引き続き役員として数年勤務できるなんて恵まれたものといえるかも知れません。
私が自身は出向の経験はありませんが、私が以前勤務していた会社であった出向の例として、会社にソフトの開発部門があったのですが、最初はその下請け的にという考えがあったのかもしれませんが、ソフトを開発する子会社をつくりました。そうしたら、本社サイドのソフト開発関係者がその子会社に出向し、管理職として子会社の社員を指導教育するまでは良かったのですが、その後、管理者じゃなくとも子会社へ出向する人が増えました。
それだけならばまだいいのですが、今度は、その子会社から本社のソフト部門に出向する人が増えまして、全く何が何だかわけがわからなくなってしまいました。ソフトの開発部門としては、その場に応じて本社から子会社に出向で人をだし、また、業務の必要に応じて子会社から本社のソフト開発部門に人をだす。その場その場ではその必要があったのでしょうが、人事管理とか、なんのための子会社化とか、そういったことは全く意識の外になってしまい、人の交流がごちやごちゃになってしまいました。
そして最後には親会社の経営悪化に伴い、親会社のそのまた親会社の関係会社に、そのソフトの子会社が売却されてしまい、子会社の従業員と親会社からの出向した者がソフトの子会社ごと売却されてしまいました。子会社から親会社に出向していた人は、子会社が売却されたことに伴い、子会社に戻ることなく出向していた親会社に転籍するというわけのわからない状況になってしまいました。
大手の会社は数多くの子会社や関係会社を持っていると思います。そうすると、親会社の若手の従業員が勉強もかねて子会社に出向なんてことがあります。これは、大手の会社だと特に人事、総務、経理なんていう事務部門だと仕事が細分化されてしまい、業務の全体を理解、把握するというのは難しいと思います。ところが、規模の小さい子会社なら同じ部門であっても、一人が色々な業務をやらなければならないので、会社全体の業務を経験することができます。これは若手社員にとっては貴重な経験となるでしょう。
また、同じ子会社への出向だとしても、年齢が50歳以上の場合なんかだと、大手の会社での出世がもう望めない人が定年まで子会社の役員とか部門の責任者となるための、片道出向なんてのもあります。もう本社には戻れずさようならってわけです。ただ、この場合、企業によって違いはあると思いますが、出向する人の給料は大手の会社にいたときと同じにするとかがあります。子会社の方が給与水準が低いので、出向して子会社の給与にもとづいてしまうと給与が下がってしまうためです。
このような出向はまだ健全な出向といえるでしょう。片道出向であっても給与の水準は保障されるわけですし、子会社の役員になったりすれば、定年になっても子会社で引き続き役員として数年勤務できるなんて恵まれたものといえるかも知れません。
私が自身は出向の経験はありませんが、私が以前勤務していた会社であった出向の例として、会社にソフトの開発部門があったのですが、最初はその下請け的にという考えがあったのかもしれませんが、ソフトを開発する子会社をつくりました。そうしたら、本社サイドのソフト開発関係者がその子会社に出向し、管理職として子会社の社員を指導教育するまでは良かったのですが、その後、管理者じゃなくとも子会社へ出向する人が増えました。
それだけならばまだいいのですが、今度は、その子会社から本社のソフト部門に出向する人が増えまして、全く何が何だかわけがわからなくなってしまいました。ソフトの開発部門としては、その場に応じて本社から子会社に出向で人をだし、また、業務の必要に応じて子会社から本社のソフト開発部門に人をだす。その場その場ではその必要があったのでしょうが、人事管理とか、なんのための子会社化とか、そういったことは全く意識の外になってしまい、人の交流がごちやごちゃになってしまいました。
そして最後には親会社の経営悪化に伴い、親会社のそのまた親会社の関係会社に、そのソフトの子会社が売却されてしまい、子会社の従業員と親会社からの出向した者がソフトの子会社ごと売却されてしまいました。子会社から親会社に出向していた人は、子会社が売却されたことに伴い、子会社に戻ることなく出向していた親会社に転籍するというわけのわからない状況になってしまいました。