警察は民事不介入.
更に証拠を揃えて窓口に行っても,なかなか受け付けてもらえない.
証拠が整理されすぎているからか?とムカついたのは何年前だったかな.
その後,署長を招いた時に,その時の受付がお供についてきた.
嫌味をこめてこう言った.
「その節はお世話になりました」
向こうは何のことがよくわかってなかった.
そりゃそうだろう.
一体どれくらい門前払いしているんだか,想像すらできない.
私はその中のひとりに過ぎなかったのだから.
熱血漢の刑事さんが知人にいるが,そういった真面目な人達まで巻きこんで,警察全体の評判を落としかねないその無気力さは許し難い.
「電通社員」「ブリヂストン跡継ぎ」…女性タレントだました容疑で無職男逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090313-00000544-san-soci
さて,こちらの事件も,私も知るような表沙汰になってからもうすぐ4年.
ようやく逮捕に至ったわけだが,なかなか長かった.
複数人からの告発がなければ,なかなか事件として扱ってもらえないというのが原因のひとつだったらしい.
しかし,実態をつかみにくい犯行は,被害者が個別に関連性を収集するなんて不可能に近い.
だからこそ,前述のサボタージュが非難されることもなくまかり通る.
告発には被害者も実名を出さないといけないし,泣き寝入りすることの容易さが大きすぎる誘惑になってしまっている.
匿名性を選択できるインターネットの特徴をそこで活かして,告発前の情報をシステム化して収拾できないものだろうか.
告発が無駄にならない段階で,関連がある被害者の方々に事件IDと共に告発をメールで促す.
そうすれば窓口でサボタージュ大好きな奴から,2度目の屈辱を味わっても,立ち向かう勇気がでるだろうし,何よりも受け付け体制も整うかもしれない.
今はそんなシステムはないし,この事件だってその関連性を独自に掴んで,4年の歳月をかけてようやく逮捕に至った.
その努力は,讃えるだけでなく,そのプロセスを知的インフラとして構築していかなければならないと思う.
そんな大した予算じゃなくても大丈夫なのにな.
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