呼吸で癒そう

ゆっくり呼吸するだけでカラダは安心して落ち着き
内側からゆるんでいきます
ゆるんで笑ってぷくぷく参りましょうぞ

コツコツ、コツコツ、コツコツと

2009年09月11日 | 感じること、いろいろ
先週の日曜日に千葉の幕張メッセでエコメッセが開催された。
そこでアルピニストの野口健さんの講演を聞くことができた。

野口さんはアルピニスト。1995年に2度の失敗を経てエベレストの登頂に成功。
7大陸最高峰世界最年少登頂記録を25歳という若さで樹立。

その後エベレストや富士山に散乱するゴミ問題に心を痛めて清掃登山を開始。
富士山から日本を変える、をスローガンに富士山を綺麗にした人でも有名。

大勢の人が彼の気持ちに共感し、共鳴しながら達成したこと。
彼の情熱が本物だから、本気な人たちが集まってきたのだろう。

野口さん曰く10年前は声をかけても一日数人しか集まらず、
気の遠くなるようなゴミ拾いをひたすら続けた。

2年目、3年目と少しづつ増え始めたが、ゴミの山は消える気配がなかった。
そしてコツコツとただひたすらゴミを拾い続け、10年たった今では
集まってくれる人達が多すぎて皆で山に入っていけないので、断る程になってきた。

コツコツが大嫌いだったけど、コツコツがこんなにも力となった。
コツコツ続けることで何でも偉大な力になると、照れながらおっしゃった。

その他にも彼の活動は凄い! 彼こそ有言実行の殿方だ!
照れながら話す野口さんの力強い生きざまに私は惚れ惚れした。

海外での幼年期、中学、高校生活。勉強にも身が入らず自他とも認める落ちこぼれで
先輩との喧嘩で停学処分、自宅謹慎処分に。

そこで格好いいのが野口さんのお父さん。旅に出ることを彼に勧めたらしい。
可愛い子には旅をさせろ。 格好いい。
その時に偶然本屋で見つけた植村直樹の本に感銘を受け登山を始めることに。

次々と最高峰の山々を制覇し、
7大陸最高峰登頂を公約に一芸一能入試で大学に入り、
山々をゴミを拾ってきれいにし、環境問題に取り組み、
第2次大戦時の日本兵の遺骨の収集活動もする。

私はただただ彼の公式ホームページを読みながら心が打たれ、
野口さんと、そして彼に共鳴した方々の為に玄米おにぎりを作って、
しこたま腹いっぱい食べてもらいたい、という気分だ。
ごぼうの唐揚げなどもつけたいな。

なんだか野口健さんの回し者みたいな文章になってしまったが、
私の感動に興味のある方は彼の公式サイトhttp://www.noguchi-ken.comを見てください。

エベレストのてっぺんの氷山が溶けてきている。
日本に住む私達にはピンとこない。
しかし、地球を身体にたとえたとして、てっぺんの頭の部分が熱を持ち始めている。
私達の頭に熱があるとき、他の身体の部位はどうなっているだろう。

そんな話を聞きながら、地球=人間と思った。
人間が元気だと地球も元気。
人間が健康だと地球も健康。
人間が地球を汚すと、我々自身を汚している。
我々が自分たちを大切にすれば、地球を大切にしている。
地球が喜ぶことは、自分たちが喜ぶこと。
つながっているんだ~。

コツコツ、はい、私も諦めないでコツコツやっていこう。
そう、継続は力なり。