『氷が解けたら【 】になる』

今朝の言葉は、画一的な正しさを求めることへの警鐘として、心理学セミナーで教えてもらった言葉です。

小学校の国語のテストに
　『氷が解けたら【　】になる』
という問題が出たそうです。
模範解答は、【水】です。
国語のテストを採点すると【水】なら正解で、それ以外は不正解。

とある方の息子さんは、
『氷が解けたら【春】になる』
と回答したというのです。

この回答を見た先生は悩まれたのかも知れませんが、不正解として返却したそうです。
その答案用紙を見たお母さんは、正解は【水】だと正すのではなく、ステキな感性を持っていることを喜び、将来は詩人になれるかも知れないねぇ、との言葉を投げかけたといいます。
夜、帰宅したお父さんは、そのことを聴いて、お父さんだったら
『氷が解けたら【薄く】なる』
と、晩酌のウィスキーの水割りを指差したというのです。

この話を聴いたとき、この家族は幸せな生き方の本質を心得ていると感じ、涙が浮かんできたことを思い出しました。
盲目的に正しさを追求すると、価値観の違う人と出逢った際、相手の正しさを受容することができず、対立構造に発展することを感じた言葉でした。戦争が起きるのも、根幹は価値観の対立(正しさと正しさの衝突)ですから。

自分と異なる価値観を持つ人の考え方/言葉を受容できる人間に成長したいと強く感じた言葉を紹介させていただきました。


今朝の言葉を読んで、あなたと価値観が異なる方への接し方を振り返るきっかけになれば幸いです。

本日も最後まで読んで下さり、有難う御座います。

【しあわせです、感謝！】