心とほんとの会話屋さん

自身のうつ病経験を振り返り、悩み解決をサポートしてくれる本を紹介します。また、成長の気づきになる情報・言葉を発信します!

呼吸は大事

2013-12-28 17:55:57 | 本のネタ
 人間は、意識的にできることと、無意識でやってしまうことの2種類があります。
 では、意識的にできることは、割合にするとどのくらいあるのか、ご存知ですか?

 驚くかも知れませんが、意識的にできることは、わずか5%~10%しかないのです。
 と言われても、いまいち実感できないという人が多いでしょう。
 無意識にやっていることの代表例は、心臓を動かし血液を送っていることや、食べ物を消化すること。
 その他、暑いときに発汗して自然冷却していること等々。
 つまり生命維持のために身体が機能していることはすべて無意識に実施していることです。

 その無意識で実施していることのうち、唯一、意識してコントロールすることができるのが”呼吸”なのです。
 睡眠中でも呼吸はされているにも関わらず、意識的に呼吸を止めることもできるのです。
 つまり、呼吸だけは無意識に機能していることでありながら、意識でもある程度はコントロールできるのです。


 この呼吸の特徴を知っていると、無意識に潜んでいる力(潜在能力という)を引き出すことが可能になるのです。
 腹式呼吸で深い呼吸をすると、心が安定してきて、潜在能力を発揮しやすくなるのです。
 スポーツ選手などが、大事な場面で”フッー”と大きな息を吐き出すのは、この原理を利用していると言えます。

 細かい説明は省きますが、落ち着きたいとき、深ーく息を吐き出し、お腹を凹ましてみてください。
 きっと今までに感じたことがない力を感じることができるでしょう!

 注意してほしいのは、ため息のような吐き方にならないように、お腹の凹みと吐き出す長さに気を付けてくださいませ。

クレームは、企業成長のタネ

2013-12-28 10:29:56 | 本のネタ
 1995年のこと、一番優れたクレームに賞金100万円を出します。という企業がありました。
 合計1万通の応募があり
  ”レジが込んでいる。そこの店員さん私語している場合じゃない”
 が選ばれたそうです。


 この会社は、ユニクロです。
 クレームを言ってくれるお客様は、その企業に期待しているからクレームが出てくるのです。
 その期待に応える姿勢を失った企業は、お客様を失っていくので、衰退するのは自明なこと。

 愛情の反対は、憎しみでなく”無関心”。
 お客様が無関心になってしまえば、二度とお客様になってくれません。。。
 クレームに対し、真摯に向きあえる会社がたくさん存在するといいですね。


 ※出典:常識を疑うことから始めよう(ひすいこたろう、石井しおり)

ピーターの法則を超えるもの

2013-12-27 21:36:57 | 本のネタ
 ピーターの法則をご存じでしょうか。
 会社員など、各自の能力の限界を超えて無能になるまで昇りつめて、組織の中は無能であふれるというもの。
 そして、組織は無能の領域に達していない、わずかな人たちで運営されるのです。


 はじめて、ピーターの法則に出会ったとき、周囲にいる方々を無能になった人と無能に行きついていない人に見分けることに楽しみを得ました。
 しかし、最近は、ピーターの法則を超えるくらいに人間は進化していることに気付き始めました。
 それは、無能になった方々が、自分は無能でないことを証明するために、組織を崩壊させる方向に力を発揮しているということです。
 会社規模の不祥事など、その最たるものでしょうね。

 では、どうしてこの状態は起きるのでしょうか?
 この原因を突き詰め、法則化できれば、一冊の本が書けそうですね。
 そういう視点で、わたしの周囲に起きている事象を眺めることにすると、悲観的な気持ちにならずにすみます。
 さぁ、楽しんじゃいましょか!

正しい死に方(インディアンの言い伝え)

2013-12-26 23:28:09 | 本のネタ
 インディアンには、正しい死に方の言い伝えがあります。
 それは、生まれたときと真逆になって死ぬこと。
 生まれたとき、自分は産声をあげて泣きながら生まれ、周囲は新しい命の誕生を笑って喜びます。
 死ぬときはこれの真逆で、自分は笑って死にゆき、周囲は別れを惜しんで泣いているのです。


 ここで問題になるのは、自分が笑って死ねるかということと、周囲が別れを惜しんで泣いてくれるか?!という2つのことです。
 周囲のことを完全にコントロールできないので、別れを惜しんでくれるように振舞うことを心がけるということで、ここでは深く言及しません。

 ただ、自分が笑って死ぬことは、自分のコントロール下なので、心がけ次第で実現することは可能です。
 ここでもう一つ、気付きを促してくれる言葉を紹介します。
  ”今、笑えなければ、死ぬときも笑えない”
 という言葉です。

 今、しかめっ面をして、眉間に縦じわを刻んでいる人が、死ぬときに大笑いをして大往生なんてことはありえないのです。
 正しい死に方をしたければ、今、少しでも笑う努力をすることから始めてみてください。
 そして、今日何回笑ったのか?を振り返ってみてください。
 あの場面で、無理してでも笑っておけばよかった、と気付けたら、次回は勇気を持って笑ってみましょ!
 最初は違和感があるかも知れませんが、自然に笑える日が来るので。

 せっかくこの世に生を受けたのですから、正しい死に方をしましょうね!

ブロークン・ウィンドゥ理論(窓の割れた車は、どんどん壊される)

2013-12-25 22:55:16 | 本のネタ
 ニューヨークの郊外に、綺麗に磨き上げた車と、窓が割れた車の2台を放置した。
 1週間後、2台の車は、どんな風になったか想像できますか?

 答えは、綺麗に磨かれた車は、放置された状態のまま。
 一方、窓が割れた車は、タイヤやバッテリーを盗まれるなど、廃車同然の状態になったそうです。


 人通りなど、条件が同じところに放置して、この結果。いったい何を意味するのか分かりますか?
 この結果が意味することは、最初に規律を乱すことには抵抗が大きいのですが、少しでも規律が乱れると歯止めなく乱れていくことを示しています。
 職場にゴミが散乱し始めると、気にする人が少なくなり、どんどん汚れた職場になるのです。
 ですから、職場を綺麗に保つという努力を怠ってはいけないのです。

 これは、清掃面のみ当てはまることでなく、遅刻や挨拶など、基本的行動についても当てはまります。
 1分の遅刻を許容する職場では、1分が5分になり、年間目標が達成できなくなるのです。
 また、朝の挨拶ができない職場は、感謝の挨拶もできなくなり、コミュニケーションが断絶して崩壊の一途をたどるのです。


 当たり前のことを当たり前のようにやり続けることに、大きなエネルギーは不要なのですが、一度失ったものを取り戻し、当たり前の状態にするためには、非常に大きなエネルギーが必要であることをお忘れなきよう!
 あなたの職場やあなたを取り巻く環境では、当たり前のことを当たり前にやり続ける力の方が大きく働いていますか?
 そして、あなた自身は、当たり前のことを当たり前にやり続ける人ですか?それとも崩壊する方向に加担する人ですか?
 類は友を呼ぶことを忘れずにね!