夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

おっさんなので基本スカートは履きません

2020-12-27 | diary
「『トランスpt.』はもう新たな書き下ろしになってるんでしょ?」
「2話前くらいからそうですね。それだけに難渋してます」
「4日前後で書けてるなら順調じゃないの?年なんだから無理しない方がいいよ」
「はあ、1回1回が短いですしね。それはそうとサブタイトルに掲げましたが、チュールスカートって最近よく見ますよね」
「まあ、フェミニンにも、かわいいにもなるし…」
「男の視線が来るからじゃないですか?」
「その辺は企業秘密だね」

「で、登場させたいなって思ったんですが、名前を知らなかったんです。でも、『春のファッション 10代』で画像検索したら、これが出てきたんです」
「いい感じね。これを描写しただけか」
「でも、黒のUネックテレコトップスに淡いピンクのソフトチュールスカートなんて書くのはおかしくないですか?三島由紀夫はあんなこと言ってたけど」
「どんなこと言ってたの?」
「うろ覚えですが、『小説とか何か』の中で、舞良戸(まいらど)を登場させる時に、怠慢からか、主人公が呑気な性格だと示したいからか、『横にいっぱい桟のある、昔の家によく見る戸』と書いたり、『横桟戸』と書いたりする作家が多いだろうけど、そんな辞書を引かない読者に媚びたことをする必要はない。自分は舞良戸と書いて満足する作家だと言ってましたね」
「それでチュールスカートをチュールスカートと書かなかったのをうしろめたく思ってるの?次元が違う話のような」
「いえいえ。舞良戸だろうがチュールスカートだろうが、その時々の状況に応じて用語そのままでも、説明的でもいいと思っているという話です。肩肘張るほど堅固な言葉は稀ですから」
「それで説明にしたのか。時代が変わったってこと?」
「まあ、そうですね」


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