子供の動きは予想外で先を読むことができない。 強くなったものだ。
親父が弱いのかもしれないけど ・ ・ ・
それはさておき。
冬期オリンピックが注目を浴びている。
フィギュアを見て、思わず鳥肌が立ってしまった。 音に反応して鳥肌が立つ僕は、鈴木選手のウェストサイドストーリーが、特にツボにはまってしまった。
花形の種目は特に騒がれているね。
でも ・ ・ ・
地味と言ってはいけないけど、一番思い出深いのは何といっても長野五輪のクロスカントリーだ。
高校の同級生にクロカンの五輪選手がいた。
アルベールビルから4大会連続出場で、長野五輪では史上初の7位入賞。 ソルトレイクでは50kmクラシカル日本史上初の6位入賞!!
当初は7位入賞だったけど、1位でゴールした金メダル選手がドーピングで失格となり繰り上がり入賞した。
長野五輪では、クラス総出で白馬のスノーハープに応援に行った。 なぜか相棒の もっちゃん も行ったなぁ。 二人ともトランペットを持ってね。
入り口のセキュリティチェック。
『そのケースの中身は何ですか? 』 と聞かれ、
『 これはトランペットに決まっているじゃないですか!! 』 と真顔で答えたら、楽器ケースの中を隅々まで調べられたな。
どの鳴り物よりもどでかい音で、母校の校歌を演奏した。
同級生の今井ちゃんだけを応援していたけど、どの選手も周回を重ねるたび口から泡を吹きながらひたすら走る姿を見ているうちに、どの国の選手も同級生と同じくらい無性に応援したくなり、終いにはもっちゃんと二人で、ロシアの選手が来ると大序曲1812年、イギリスの選手が来ると国家と威風堂々、フランス圏の選手が来るとフランス国歌と唇が痛くなるまでラッパを鳴らし続けた。 吹きながら選手の表情に鳥肌を立てた覚えがある。
その長野五輪で今井ちゃんは風邪をこじらせていた。
でも薬を飲むとドーピングに引っかかる可能性があったので、一切薬を服用せずに、高熱の中ひたすら走っていたのだ。
リレハンメルの時には皆でお金を出し合い、選手村に大量の日本酒と野沢菜を送ったなぁ。
そんな今井ちゃんは、現在後進の指導にあたっているらしい。
オリンピックを見ていたら、久し振りに同級会で先生はじめ皆に会いたくなってしまいました。