一年に一度しか箱から出ることが出来ないのに遅れてしまい、申し訳ない事をしてしまった。
もっとも娘は日にちなんか気にせず、お雛様に会えた事だけでとても喜んでいた。
昼食後の縄跳びの練習中、向かいのお姉ちゃんにちょっとだけアドバイスをもらった息子は、やはりあまり上手に飛べなかった。
向かいのお姉ちゃん曰く 『 男の子は高く飛ぼうとするから。 足を曲げないで ちょっとだけ飛べば出来るよ。 』 だそうだ。
確かに息子は高く飛ぼうとして、20回も繰り返すと息が切れている。 縄跳びのコツに早く気付いてくれれば良いのだけどなぁ。
夕方は雛祭りのお祝いのため息子と二人、男衆で夕食作りだ。
先ずは、近所の魚屋で買ってきたマグロと真鯛の柵を刺身にする。 ちなみに材料費は無添くら寿司で7皿分だ。。。
ご飯が炊ける間に、庭から採ってきたニラを吸い物に。 同じく庭から採ってきた野生の万能ネギの様な物? ( 母が山から取ってきて勝手に庭に植えていった ) は叩いたマグロと真鯛に混ぜ込む。
酢と砂糖と塩で合わせ酢を作り、炊き立ての御飯に加え、ひたすらしゃもじで切る。 うちわで扇いで冷まし寿司飯のできあがり。
ここからは息子も手伝ってくれた。 親子でにぎにぎして何となくシャリの形に整え、刺身を乗せて更ににぎにぎする。
息子の握ったのは、握り寿司だったり手まり寿司だったりでバラエティーに富んでいる。
そして僕が作ったマグロ軍艦と真鯛軍艦は、前回同様一口では食べられないサイズになってしまった。
2時間かけて作った寿司は、たった10分で完売。
息子は自分で握った寿司を食べられた事をとても喜んでいた。
それ以上に、自分で握った寿司を、母親と妹が美味しいと言って食べてくれた事をもっと喜んでいた。
しかし ・ ・ ・ お父さんは君の握ったのを一個も食べていないぞ。。。