給与の振込処理を無事に終え(もっとも異常に終了したら問題大アリなんだけど)帰宅すると、響生くんがいない。 久しぶりの幼稚園の様子を聞こうと思ったのに。 本日は妻が仕事なので、僕の父に幼稚園をお願いしたのだが、丁度甥っ子達が来ていたので意気投合し、そのまま実家に居座っているらしい。 響生くん抜きの食事中、妻から恐怖の体験を聞いた。 『家から締め出された』そうだ。 庭の自転車を玄関まで持ってこようと外に出たところ『ガチャッ』と嫌な音が聞こえた。 音琶ちゃんに中から鍵をされたらしい。 強い口調で頼もうが、優しい声だろうが、泣き声だろうが、こうなると幼児はパニックを起こしてしまい、ただ泣きじゃくるだけだ。 幸いなことに携帯を持っていたので、実家に電話をして預けてある合鍵で開けてもらったそうだ。
実は4年前にもこんなことがあった。 東京のアパートのベランダで洗濯物を干していたところ、やはり響生くんに窓をロックされてしまったらしい。 当然息子はパニックを起こし、頭を抱えて別室に逃げてしまったのだが、しばらくして戻ってきたので、ロックの外し方を手振りで教えて、何とか家に入れたそうだ。
落ち込んでいた妻を慰めようと『このハンバーグ美味しいな』とそっとつぶやくと
『この前貴方が作ったハンバーグを冷凍しておいた物よ』 ・ ・ ・