見学用風穴内
諏訪神社周辺風穴群
お世話になっている大学の先生と例会の件でメールのやり取りをしていると、たまたま風穴を院生とともに訪れるという話を聞いた。とくに案内者はいないということなので、風穴に関わっていたこともあり案内を申し出た。ということで、今日久しぶりに稲核の風穴を訪れた。実は風穴に関しては、位置を確認するための測量が中途で途絶えていて、宿題となっている。どこかでまとめておかなければと思いながら経過してしまっていて、「まずいなー」と思っている物件。かつて風穴の利用状況について聞き取りをして、もう5年ほど経過している。当時聞き取りをさせていただいた方たちも、ずいぶん高齢になっていて、再度聞き取ることも難しい状況。
さて、家庭用のいわゆる諏訪神社周辺や明ケ平の風穴は何度も訪れていたが、道の駅近くの見学用風穴を訪れたのは初めてだった。内部には日本酒が貯蔵されていて、いくつかの銘柄が見えたが、大信州の風穴貯蔵酒が最も多く貯蔵されていた。なにより見学用とはいえちゃんと利用されていて、さらに驚いたのはその温度である。とりわけこのごろ35度にまで気温が上がる中だから、余計に感じたのだろうが、風穴の中は8度を示し、ずっといると寒くなってくる。本当に冷蔵庫の中にいるような感じ。暑い時だからこそ、なのだろうが、諏訪神社周辺の小さな風穴の崩れかけた石積の隙間に手をかざすと冷たい風が流れてくる。この季節にもってこいの「風穴」である。
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