初夏が一番好き

初夏がいちばん好きだから、
ショカ。
幼いころから植物好き。
ずっといっしょに
暮らしています。

ヒメコウゾ、と仲間たち     イノチあふれる深い森       千葉県千葉市の深い森

2022-06-08 00:01:00 | 千葉県千葉市の深い森

 

甘い大気の深い森。

イノチあふれる深い森。

アイトヘイワの深い森。

 

太陽のような雌花。

寄りそう雄花。

 

(姫楮)クワ科コウゾ属。落葉低木。
本州から九州、東アジアに分布。

花期、4〜5月。

雌雄同株、異花。夏に熟す果実は食用。

樹高、5mくらいに。

かつて和紙、織物の原料で、名残が各地に見られる。

樹皮のエキスは化粧水に使われる。

コウゾはカジノキとヒメコウゾの雑種とされるも、

中間種もあり、区別しないことが多い。

名の由来、初めに布原料に、後に和紙原料として使われたことから、

神に献じる布、神麻(かみそ)の説が有力。

江戸時代、コウゾ(ヒメコウゾ)茶、クワ、漆は「産業の四本」とされた。

 

 

ホタルカズラ

 

ひかりをモチーフにデザインしたよう。

 

野にあって、これだけ華やかだと人気が納得。

一般に受ける要素があるこのような絶滅危惧種を、

公園や緑地にもっと植栽したらいいと思う。

現状の管理しやすいパターン化したようすは面白みに欠ける。

 

 

 

(蛍葛)ムラサキ科ムラサキ属。多年草。

日本全土、東アジアに分布。全国で絶滅危惧種やレッドリストに指定。

花径、15~20mmくらい。花期、4~5月ころ。

草丈、20㎝くらい。

名の由来、咲くようすを蛍の光に例えて。

葛は、ツル状に伸びて繁殖し、立ち上がって咲くようすから。

科・属のムラサキ (紫)は、根が紫色の染料であることから。

 

 

ラフ ヘッジパセリ

 

仄暗い森にまたたく、

うつくしいひかりの粒。

 

果実の、鉤状の刺毛が衣服につきやすいことを

血液や体液を吸う寄生生物であるシラミに例えた悪名、ヤブジラミ。

それよりより果実が大きいから、オヤブジラミと。

とてもひどい名前。センスのかけらもない。

似ていれば何でもいいのではない。

そう感じたからといって、命名していいのではない。

ヒトの暮らしの中に、ヒトとともにある植物たちを呼ぶとき、

どんな情景を思い浮かべるのか、その想像力が試される。

 

 

rough hedge parsleyセリ科ヤブジラミ属。越年草。

本州以南、東アジアに分布。

標準悪名 オヤブジラミ(雄薮虱)。

学名Torilis scabra トリリス スカブラ。

英名rough hedgeparsley ラフ ヘッジ パセリ

花期、5〜7月。花径。2mmくらい。草丈、70㎝くらいに。

 

アーカイブ

5月下旬。 

  

 

ヒト科ミンハナホシノヒトミ属ショカ。