初夏が一番好き

初夏がいちばん好きだから、
ショカ。
幼いころから植物好き。
ずっといっしょに
暮らしています。

アキカラマツ   ひかりをたたんで、マタライネン     千葉県市川市の深い森

2020-12-21 00:01:00 | 千葉県市川市の深い森

 

甘い大気の深い森。

豊かなイノチの森。

ひかりをたたんで、マタライネン。

 

 

(秋唐松、秋落葉松)キンポウゲ科カラマツソウ属、多年草。

別名タカトグサ(高遠草)。

日本全国、東アジアに分布。

花期、7~10月。草丈、150cmくらいに。 薬草。

名の由来、秋まで咲く、花のカタチがカラマツの葉に似て。

 

 

 

 

アーカイブ。

7月中旬。

 

 

草の海を、ヒカリの風に乗って渡るよう。

 

 

 

仲間。アーカイブ。

カラマツソウ

 

(落葉松草、唐松草) キンポウゲ科カラマツソウ属。

日本の固有種で、北海道、本州、四国、九州に分布。

花期は7~9月。草丈、150cmくらいに。

生育場所 山地~高山の草地。

花に見える白い部分はしべで、萼は欠落して花弁はない。


イロハモミジ    メダカが遊ぶゆるやかな流れ     千葉県市川市の深い森

2020-12-20 00:01:07 | 千葉県市川市の深い森

 

甘い大気の深い森。

 

メダカが遊ぶ湧き水のゆるやかな流れ、

朽ちた樹などに自然が造る世界。

盆栽の起源のよう。

 

 

 

(いろは紅葉)ムクロジ科カエデ属。

イロハカエデ(いろは楓)とも。

原産・分布、日本(北海道南部以西)、東アジア。

花期、4~5月。花径5~6mm。

翼果1.5cmくらい。夏から秋に熟し飛ぶ。

樹高 15mにも。

紅葉の代表種。

名の由来、葉の裂片を「イロハニホヘト」と数えたことから。

楓・フウ(フウ科フウ属)は、風にゆれて葉や種を飛ばすようすから、木に風。

ムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属の総称であるカエデに楓をあてるが、

似た葉を混同し誤ったのが現在も使われている。

 

 

 

アーカイブ。

4月初め。

 

 

4月下旬。

 

11月下旬。

 

 

森の盆栽。アーカイブ。

7月中旬。

 

メダカ

ふるさとの、家の脇に流れていた小川に、

フツウに観られた。

今はどうなのかな・・。

 

(目高) メダカ科メダカ属。

ふるさと、新潟県中越地方では「うるめ」と呼ぶ。

2003年5月に絶滅危惧種指定。

学名のOryzias latipesは、稲の周りの広い足の生き物の意。

水田に水が張られる時期に産卵。「水田の魚」とも呼ばれる。

ボウフラの天敵。

名の由来、目が高い位置にあることから。


ムラサキシキブ    ヒカリを散りばめたように     千葉県市川市の深い森

2020-12-19 00:01:31 | 千葉県市川市の深い森

 

甘い大気の深い森。

 

ヒカリを散りばめたように、

森や湿地の縁に沿って、群生。

 

 

(紫式部)シソ科(クマツヅラ科)ムラサキシキブ属。

日本、朝鮮半島と台湾に分布。

山野の林に生育。

花期は6〜8月。高さ3mくらい。

名の由来、紫の実が敷きつめられた「紫敷き実」か

「紫茂実」のようで、「源氏物語」紫式部との関連はなかったが、

いつの間にか訛ったよう。

 

アーカイブ。

6月初め。

 

 

10月中旬。

 

 

仲間。アーカイブ。

コムラサキ

(小紫)シソ科(クマツヅラ科)ムラサキシキブ属。

日本、中国や朝鮮半島にも分布。

花期、6~8月。 花径、3mmくらい。

樹高1.5mくらい。実は3mmくらい。

 

 

 


ヨシ    草の海を、雪の風に乗って渡るよう    千葉県市川市の深い森

2020-12-18 00:01:00 | 千葉県市川市の深い森

 

甘い大気の深い森。

広大な湿地の草の海を、

ふるさとのようすをしらせるようになでていく、

雪の風に乗って渡るよう。

 

(葦芦、蘆、葭)イネ科ヨシ属。多年草。

平安時代まではアシの呼称が一般的で、

以降、悪しを連想する名から変更された説。

しかし、信憑性は薄い、と。

浅い水辺に生えるアサが訛ってアシの説も。

世界中の温帯から熱帯の湿地帯に分布。

花期、8~9月。 草丈、6mくらいに。

芦原(あしはら)は、自然の浄化作用の重要な場所、

野生動物と環境保護に重要な植物群落。

材としての利用は、葦簀(よしず)や茅葺屋根材としても。

「人間は考える葦(あし)である」 17世紀、フランス人パスカル。

大自然のなかではヒトは弱者、しかし考えることができる強者でもある。

というような解釈でしょうか。

古より世界中でヒトとの深い関わり。

 

 

アーカイブ。

1月初め。

ヨシの群生から一段上がった湿地に、

水に浸かったら生きられないオギ。

うつくしい色のハーモニー。

 

 

 

1月中旬。

 

6月中旬。

東京江東区恩賜の森、恒例の芦刈。

 

10月初め。

 

 

 

仲間。アーカイブ。

オギ

 

(荻) イネ科ススキ属。多年草。

原産地、日本(全国)、東アジアに分布。

花期、9~10月。草丈、3mくらいに。

ススキ(1~2mくらい)より大きく、根の性質から、

株立ち(1本の茎の根元から茎が複数立ち上がる)しない。

芒(のぎ)の色合いが白い。

低湿地環境に群生。

茅葺屋根の材料に。荻野・荻原等の地名や名字に。

名の由来、風になびく様子が霊魂を招くようだと、おぐ(招)が訛った説。


ヒメアマ    ふりそそぐ初夏の記憶      千葉県市川浦安アスファルト脇植物園・自宅

2020-12-17 00:01:24 | 千葉県市川・浦安アスファルト脇植物園

 

ふりそそぐ初夏の記憶。

 

つよくてきれい。

繁殖力半端なく(こういう種がウチにはたくさん・笑)、

あちこちの鉢やプランターに飛び込んでる。

 

 

(姫亜麻)アマ科 アマ属。

原産地、地中海沿岸、西ヨーロッパ、イギリス、アイルランド。

繊維製品のリネン(亜麻)の原種ともいわれている。

花径1cmくらい。アマは3cmくらい。

花期、アマ同様夏と思われるが、真冬でも咲いている。

草丈、50cmくらいに。

 

アーカイブ。

4月下旬。

 

 

 

 

5月初め。

 

 

5月下旬。

採種。年中咲いて、結実して散布。

 

 

6月下旬。

 

7月初め。

 

 

 

仲間。アーカイブ。

アマ

(亜麻)アマ科アマ属。一年草。

原産地はカフカス地方から中東にかけての一帯。

古代から栽培された。キリストの聖骸布。

江戸時代に渡来。栽培適地、北海道で現在も栽培されている。

草丈、1mくらい。花径、2cmくらい。花期、夏。

茎の繊維は、夏用天然繊維最高性能で、リネン(linen)製品に。

日本語の麻にはラミー等他の種も含まれています。

ナチュラルカラーは亜麻色。黄味を帯びたサンドブラウン。

すてきな歌のタイトルになりました。

種子は食用になり、搾油して亜麻仁油が採れる。