初夏が一番好き

初夏がいちばん好きだから、
ショカ。
幼いころから植物好き。
ずっといっしょに
暮らしています。

ハマヒルガオと、仲間たち    海とひかりと      千葉、房総のクニ

2022-06-12 00:01:51 | 千葉、房総のクニ

 

海と

ひかりと

潮風のクニ。

 

アイトヘイワの海。

 

 

 

(浜昼顔)ヒルガオ科ヒルガオ属。匍匐性多年草。

日本全土の海岸の砂地、世界中に分布。

浜辺に自生する代表的な海浜植物。

花径、4~6cmくらい。花期、5~6月頃。

午前10時ごろから、夕方まで開花が名の由来。

外来種のコマツヨイグサの増加により著しく数を減らし問題に。

 

 

 

 

ハマエンドウ

 

浜豌豆)マメ科レンリソウ属。多年草。

日本全土、世界中の海岸の砂地に生育する海浜植物。

花、3㎝くらいの長さ。花期、4〜7月。

匍匐し1mくらいに。

若芽と種子は食用に。種子には薬効も。海流散布。

名の由来、エンドウ、中国に伝わった際、原産地域フェルガナの中国名、大宛国から。

レンリソウ(連理草)。連理とは、2本の木の枝がくっついてどちらの木かわからなくなること。

夫婦、男女の仲が親密なことにたとえられている。

 

 

 

ハマニガナ

 

(浜苦菜)キク科ニガナ属(タカサゴソウ属)。多年草。

日本全土、東、東南アジア他に分布。海浜植物。海流散布。

花径、3㎝くらい。花期、4〜10月ころ。

草丈、15㎝くらいに。地下茎が1m以上伸びる。

名の由来、苦菜は、茎・葉に含まれる乳液が苦い事から。

 

 

ヒト科ミンハナホシノヒトミ属ショカ。

 


ヒメコウゾ、と仲間たち     イノチあふれる深い森       千葉県千葉市の深い森

2022-06-08 00:01:00 | 千葉県千葉市の深い森

 

甘い大気の深い森。

イノチあふれる深い森。

アイトヘイワの深い森。

 

太陽のような雌花。

寄りそう雄花。

 

(姫楮)クワ科コウゾ属。落葉低木。
本州から九州、東アジアに分布。

花期、4〜5月。

雌雄同株、異花。夏に熟す果実は食用。

樹高、5mくらいに。

かつて和紙、織物の原料で、名残が各地に見られる。

樹皮のエキスは化粧水に使われる。

コウゾはカジノキとヒメコウゾの雑種とされるも、

中間種もあり、区別しないことが多い。

名の由来、初めに布原料に、後に和紙原料として使われたことから、

神に献じる布、神麻(かみそ)の説が有力。

江戸時代、コウゾ(ヒメコウゾ)茶、クワ、漆は「産業の四本」とされた。

 

 

ホタルカズラ

 

ひかりをモチーフにデザインしたよう。

 

野にあって、これだけ華やかだと人気が納得。

一般に受ける要素があるこのような絶滅危惧種を、

公園や緑地にもっと植栽したらいいと思う。

現状の管理しやすいパターン化したようすは面白みに欠ける。

 

 

 

(蛍葛)ムラサキ科ムラサキ属。多年草。

日本全土、東アジアに分布。全国で絶滅危惧種やレッドリストに指定。

花径、15~20mmくらい。花期、4~5月ころ。

草丈、20㎝くらい。

名の由来、咲くようすを蛍の光に例えて。

葛は、ツル状に伸びて繁殖し、立ち上がって咲くようすから。

科・属のムラサキ (紫)は、根が紫色の染料であることから。

 

 

ラフ ヘッジパセリ

 

仄暗い森にまたたく、

うつくしいひかりの粒。

 

果実の、鉤状の刺毛が衣服につきやすいことを

血液や体液を吸う寄生生物であるシラミに例えた悪名、ヤブジラミ。

それよりより果実が大きいから、オヤブジラミと。

とてもひどい名前。センスのかけらもない。

似ていれば何でもいいのではない。

そう感じたからといって、命名していいのではない。

ヒトの暮らしの中に、ヒトとともにある植物たちを呼ぶとき、

どんな情景を思い浮かべるのか、その想像力が試される。

 

 

rough hedge parsleyセリ科ヤブジラミ属。越年草。

本州以南、東アジアに分布。

標準悪名 オヤブジラミ(雄薮虱)。

学名Torilis scabra トリリス スカブラ。

英名rough hedgeparsley ラフ ヘッジ パセリ

花期、5〜7月。花径。2mmくらい。草丈、70㎝くらいに。

 

アーカイブ

5月下旬。 

  

 

ヒト科ミンハナホシノヒトミ属ショカ。

 


タツナミソウ、と    イノチあふれる深い森       千葉県千葉市の深い森

2022-06-05 00:01:06 | 千葉県千葉市の深い森

 

甘い大気の深い森。

イノチあふれる深い森。

アイトヘイワの深い森。

 

ひかりもれふる森縁に、

わきたつようにのぼり咲く。

 

 

 

(立浪草)シソ科タツナミソウ属。多年草。

本州から九州、東、東南アジアに分布。

花期、5~6月ころ。

草丈、40cmくらいに。

名の由来、花スガタが波に似て。

シソ(紫蘇)は、「紫」の「蘇る(よみがえる)」薬。

 

 

マムシグサ

 

フシギアヤシイ。

森の中で、意志を持って立っているよう。

 

 

 

(蝮草)サトイモ科テンナンショウ属。多年草。

北海道から九州に分布。

花期、4~6月。秋に果実。雌雄異株。最初雄株で、成長すると雌株に変化。

草丈、1mくらいに。 全草が毒だが、球茎は薬用に。

名の由来、偽茎(ぎけい)の模様がマムシに似てることから。5点。

属の、天南星(てんなんしょう)は漢方薬の名。

塊茎(かいけい)を南星という星のカタチに例えた、と。

 

アーカイブ

11月下旬。

 

 

 


ツルカノコソウ、と      イノチあふれる深い森       千葉県千葉市の深い森

2022-06-02 00:01:24 | 千葉県千葉市の深い森

 

甘い大気の深い森。

イノチあふれる深い森。

アイトヘイワの深い森。

 

森に漂う、フシギウツクシイひかりの妖精。

 

花冠の長さは、僅か2㎜くらい。

 

(蔓鹿子草)スイカズラ科(オミナエシ科)カノコソウ属。多年草。

本州から九州の山間、東アジアに分布。

花冠、長さ2㎜くらい。 花期、4〜5月。風散布。

草丈、60㎝くらいに。

各地でレッドリストに指定。

名の由来、花、つぼみを鹿子模様に例えて。

 

 

 

ホウチャクソウ

 

(宝鐸草)イヌサフラン科(ユリ科)ホウチャクソウ属(チゴユリ属)。多年草。

北海道から九州,アジア大陸東端、東南アジアに分布。

6枚の花被片(かひへん)、3cmくらい。花期、4〜6月。

草丈、60㎝くらいに。若芽は有毒。

名の由来、花が寺院等の軒先に下げられた宝鐸飾りに似て。

 

 

アーカイブ。

ヒト科ミンハナホシノヒトミ属ショカ。