テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



以前、テルミンが「不思議な楽器」と思われたままではよくない、と書いたことがあった。一方、不思議なものを操ってますよ、という優越感的なものも自分の心のなかにある、とも書いた。
昨日、私も参加する計画の、とあるイベント用に「楽器テルミンについて簡単な紹介文を」との依頼があり、私自身、「・・・演奏する姿は、初めて眼にするものにとっては、空中で両手を操る不思議な形態と写る」と書いている。つまり、抑制的には書いているが、不思議を売り物にしたい、という気持ちが出ている。
その紹介文はまだ未完であるが、主催者の手により「・・・電磁波を手で操ることによってメロディやリズムをつくる、摩訶不思議な楽器」となりそうである。よく考えたが、この点につき私は異論をはさまなかった。「摩訶不思議」にひっかかるものがあるが、テルミンを全く知らないか、よく知らないヒトをひきつけて、会場に足を運んでもらうためにはインパクトが必要と自分を納得させた。
となると、その場でテルミンを初めて見聞きする方々に、「ただ、不思議というだけのモノではないのだな」と思って帰ってもらえるよう、努力するしかない。・・・と、気負うほどのことでもないのだけれど。ちょっと考えてしまいましたとさ。

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