テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



(本当は尾上氏のリボンコントローラーの演奏が面白かったのだが、自分のことだけ書きなぐる。・・・当日のリボンについてのBlogはこちら(日刊すなっぷすてぃっく)やこちら(theremin 物欲 odyssey)をどうぞ。本当に面白かった。演奏もすばらしく、エンタテインメント!って感じ。)


さて、私はマトリョミンの初心者講習(2名)を担当。
お二方とも届いたばかりという改良型(ME02改)をご持参。
(新型ではない・・・新型の出荷はまだ先の模様)
4月9日にも別の改良型と対面したが、初期型に比べ、チューニングは楽になっている。

2体ともマンダリンエレクトロンの白い箱から取り出される。
まだ世間ずれしておらず、うぶな感じ。手垢で汚れる前の無垢なチューニングつまみが初々しい。
(なんか、いやらしいオヤジみたいな感想だ。我が家のジョシコーセーからはよく「セクハラオヤジ!」とか言われているが、、、。)

これまでの私のイベントでも、多くの場合、「体験コーナー」と称してテルミンやマトリョミンをいじってもらったが、お一人3分程度の時間しかなく、せいぜいピヨピヨ鳴らしてもらって楽しんでいただくくらいが関の山であった。

少し時間をとって、きっちりと教える機会をいただいたのは、4月9日土曜日の東急セミナーBE渋谷校における竹内正実先生のマトリョミン1日体験講座のお手伝いのときが初めてであった。
あのときも時間的にはお一人10分ほどとれたが、5人まとめて何度か回すということと、25人ほどでいっぱいになる教室内で5グループに分かれてということで、音が聞き取りにくく、環境的には今ひとつであった。

それに比べると今回のFOT東京サロンはじっくり取組めた。
渋谷のときもそうだったが、「どうにもこうにも教えようがない」、などということはなく、皆さん今後の練習で十分に弾きこなしていくことができそうな方ばかり。
基本的には「学ぼう」とする前向きの姿勢がそういう結果に結びついているのだと思う。ひしひしと伝わってくる真剣な姿勢がスバラシイ。遊びも真剣にやらないと面白くない、と、どなたかの意見を覚えているが、そういうことだと共感する。

打ち上げも楽しかった、、、が、今日は眠い。

初めにマトリョミンで演奏したYou'd Be So Nice To Come Home Toについて小ネタ(うんちく話)を披露しようとして用意していたが、すっかり忘れていた。
この曲は当時JAZZ評論家であった大橋巨泉が「帰ってくれたら嬉しいわ」という邦題をつけ、暫く一般に流布していたが、本当の意味は(男性が)「僕が帰る家に君が待ってくれていたら嬉しいな」というような意味だそうである(出征兵士が帰還するときの歌)。後年、大橋巨泉が誤訳を認めたのは有名な話。
あー、すっきりした。


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