あれから１年。

夜遅く電話がなったあの日から１年が経った。
幸福の絶頂にいる人にも、
深い絶望の淵にいる人にも、
時は等しく過ぎていくはずなのだ。

足踏みすることなく、否応なしに時は刻まれていく。
親しい人を失った者にとって、
長くもあり、短くもある１年という時間。

犬毛海岸の仲間にもこの１年の間にいろいろなことがあった。
そんな様子を高い空の上から微笑ながら見守ってくれているだろうか。

あの優しい笑顔は今も鮮やかに蘇ってくる。
どれほど時間が経とうが決して色褪せることはない。
みんなの心の中にいつまでも。

今日はアレンままの一周忌。