ワシは・・・
私の中学時代だったでしょうか、漢字の当て字みたいなものが流行っていました。
ようこんな字、知ってるよな~って感心します。
未だに落書きなどに使われている字を見ては、凄いな~って思います。
本堂にてご縁をいただきました。
「雪が酷かったですね、大丈夫でしたか?」
「ワシらんとこは、45センチ程積もったで~!未だガチガチに残っとる。」
なんて親しく話しながらお茶をいただいていますと、いろんな話の流れのなかで、
「ワシな~、あんたが好きなんよ!」って微笑みながらおっしゃってくれるのです。
「そんなこと言ってくれるのはオジサンだけですよ!冗談でも嬉しいですよ!」って・・・
私の横に座っていた学生の姪さんが、「ワァ~、オジサン告っとるけんね!和尚さん、すいません、ご迷惑かけて・・・」
「とんでもない、本当に嬉しいですよ。」
お陰で和やかなひと時をいただいたことです。
こんな私を好きと言って下さることの嬉しさ・・・
表面ばかり飾りたてる私なのに、そう言われると心苦しくて、でも悪い気はしなくて・・・
こんな事ばかりではなく、去年の末には思いっきり人格否定されたこともありました。
悔しくて、腹が立ち、「ふざけんな!」って思いながら、顔を引きつらせつつ平静を装い手を握りしめていました。
我慢している自分が素晴らしくいいように思ったりして・・・
好きと言われては有頂天になり、否定されては腹が立つ・・・
どこまでも自分を愛してやまないのです・・・
こんな私をすべて知りつつ抱きしめて下さる仏さまの愛・・・
有り難い!