月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

愛羅武勇

2011年02月06日 19時49分42秒 | 仏々相念(住職日記)

ワシは・・・

 

私の中学時代だったでしょうか、漢字の当て字みたいなものが流行っていました。

ようこんな字、知ってるよな~って感心します。

未だに落書きなどに使われている字を見ては、凄いな~って思います。

 

本堂にてご縁をいただきました。

「雪が酷かったですね、大丈夫でしたか?」

「ワシらんとこは、45センチ程積もったで~!未だガチガチに残っとる。」

なんて親しく話しながらお茶をいただいていますと、いろんな話の流れのなかで、

「ワシな~、あんたが好きなんよ!」って微笑みながらおっしゃってくれるのです。

「そんなこと言ってくれるのはオジサンだけですよ!冗談でも嬉しいですよ!」って・・・

私の横に座っていた学生の姪さんが、「ワァ~、オジサン告っとるけんね!和尚さん、すいません、ご迷惑かけて・・・」

「とんでもない、本当に嬉しいですよ。」

お陰で和やかなひと時をいただいたことです。

 

こんな私を好きと言って下さることの嬉しさ・・・

表面ばかり飾りたてる私なのに、そう言われると心苦しくて、でも悪い気はしなくて・・・

こんな事ばかりではなく、去年の末には思いっきり人格否定されたこともありました。

悔しくて、腹が立ち、「ふざけんな!」って思いながら、顔を引きつらせつつ平静を装い手を握りしめていました。

我慢している自分が素晴らしくいいように思ったりして・・・

 

好きと言われては有頂天になり、否定されては腹が立つ・・・

どこまでも自分を愛してやまないのです・・・

 

こんな私をすべて知りつつ抱きしめて下さる仏さまの愛・・・

有り難い!