冷蔵庫に貼ってあるメモは
帰省中の娘のリクエストメニューです。
茄子の煮物、肉じゃが、炊き込みご飯、豚汁、甘酢鶏唐、グラタン、ミートソース…
何ら特別なお料理ではありません。
我が家の定番のおかずばかりです。
がんばって自炊している娘ですが、
やっぱり《我が家のおかず》が恋しいのでしょうね。
帰省してからも
茄子の煮物、焼き魚、きんぴらごぼう、豚汁、炊き込みご飯、かぼちゃの煮物、きゅうりの酢の物、タマネギサラダ……
ご門徒さまからいただいた旬のお野菜を使ったお料理をいただく度に
「おいしい~!!」
を連発してくれます。
それがうれしくて!
今夜は、リストの中でもトップクラスの《甘酢鶏唐》を作りました。
「おいしい~!!」
「おいしかった~!!」
「ごちそうさまでした~!!」
花が咲いたように賑やかでうれしい食卓でした!
受かったよ・・・
夏休み返上で毎日自動車教習所に通っている娘。
今日は仮免の試験でした。
昨日の夜から少々緊張気味・・・
「いけなんだらいけなんだで、一度でも多く教習すると上手になるんだからいいやん!」
って言ってはみたものの、案じていました。
午後、メールが入っており「受かった!」とのこと・・・
正直、ホッとしたことです。
早くも路上教習を受けたとのこと、感じたことすべて嬉しそうに話す娘の話を聞きながら、自分もそうだったよな~って思うことです。
娘が運転しているなんて信じられません・・・
もうそれだけの時が流れているのですね。
これからはハンドルも握らせてもらえなくなるかも・・・
いやいや、それどころか一緒に出掛けることもなくなるかも・・・
そりゃそうですよね、大きな顔が横に乗っていますと確認の妨げになることです。
いらないことも言いそうですし・・・
坊守は未だに横に乗せるのが嫌みたいです、要らんこと言いだから・・・
キラキラ目を輝かせながら話す娘を見ながら、またちょっと私から離れていく娘を感じたことです。
唯一、ハンドルを握る時だけ親父ができていたのですが・・・
有難いな~・・・
早朝にお墓参りのお約束をさせていただいていました。
今日も朝からキツイ日差し、原チャリ・ビーノに跨り顔をしかめながらお参りさせていただいたことです。
もうすでに皆さんお参りされており準備万端整っていました。
「おはようございま~す。」熱中時代の北野広大(水谷豊)よろしく大きな声で爽やかに!
満面の笑みで皆さんお迎えくださいます。
お墓の前には小さな椅子まで用意しとって下さり、後はお勤めさせていただいたらいいようになっています。
人生の先輩方が立っておられるのに私だけが座ることもできず立ったままでお勤めを始めると、
「ご院さん、どうぞ座って下さい!立たれると傘を差し掛けることが出来ません。」
「大丈夫です」と丁重にお断りしたのですが、どうしてもっておっしゃっていただくので、
「それではすいません、座らせていただきま~す!」って座ってご縁に会わせていただいたことです。
お一人は傘を差し掛けてくださる・・・
おばちゃん、もうちょっと右に傾けてくださると陰になるのですが・・・と言えもせず燦々と照る陽の下お勤めさせていただきました。
陰にはなりませんが、本当にありがたく、勿体なく、その思いをいただいたことです。
また、もうお一人は・・・
「しもうた、団扇持って来たらよかった・・・」そうつぶやき、どこか行かれたと思いきや新聞紙を幾重にも折り曲げそれでパタパタと扇いでくださるのです。
お二方とも汗びっしょりです・・・こんな私の為に。
いやいや、御衣とお袈裟に施されたのでしょう・・・
これらを身に着けさせていただくことの重たさを再認識したことです。
せめて私ができることは、爽やかに接することぐらいしかできません。
汗ダラダラで脂っぽい顔して爽やかもないのですが・・・
先日、スカパーの無料放送で昔懐かしい水谷豊の「熱中時代」があったので録画していました。
私が思う「爽やかさの手本」みたいなドラマです。
「爽やかだよな~、こうありたいよな~・・・」って久しぶりに見るドラマにブツブツ。
「おはよう!今日も皆いるな~!」