友人の詩人、城戸朱理が、資生堂の現代詩花椿賞を受賞した。
今日はその贈賞式にAyakoと二人招待していただき、銀座の資生堂へと行って来た。
僕の父も詩人だったが、生前の父と城戸朱理は、会ったことはない。
僕が城戸朱理と出会ったのは、阿佐ヶ谷のバードランドと言う、とても狭い焼き鳥屋でのこと。
今でこそミシュランに載り、銀座のすきやばし次郎の向かいで店を張るバードランドだが、
当時は店主の和田さん自ら、水回りを含む内装まですべて手作りの、カウンターと、狭い二人掛けのテーブル席のみの、小さな店だった。
僕は、線路際の店の前を当時よく通っていて、店を造っているときからとても気になっていたから、
そこがオープンして、店の前の道にまではみ出して、お祝いをする人たちの姿を見て、それから数日後には、足繁く通うファンとなってしまっていた。
そこに、城戸朱理が居たのだ。
背が高く、ラグビーをやっていたせいか、とても がたい の良い彼は、その溢れるオーラとともに、強烈に僕を惹き付けた。
それ以来、僕の人生の色々な節目で、彼には世話になっている。
そんな城戸朱理の晴れ姿を、僕が目の当たりにさせていただくのは、1994年、第五回歴程新鋭賞を彼が受賞して以来のこと。
僕の父も歴程には縁があったから、当時、とても感慨深いものがあったことを憶えている。
そして、今日、18年経った彼は、僕の目の前で、相変わらずのちょっと気取った顔で、資生堂の社長から賞を受けていた。
正賞は資生堂特製の香水入れ。
こんな・・ かっこいいな・・
城戸朱理の挨拶
一緒に写真を撮らせてもらう。
既に僕は酔っている・・雰囲気に、ワインに・・
右から、城戸朱理、奥様の桂子さん、Ayako、僕。
懐かしい方々の顔もちらほら見える・・
エッセイスト、フードジャーナリストの平松洋子さん・・
詩人の高貝弘也さん、石田瑞穂さん・・
ワインも料理もさすが資生堂。
素晴らしかった・・
二次会へ是非、とのお誘いを遠慮し、帰宅。
途中東中野 驢馬駱駝へと寄り、来年2月か3月に予定している「二人のシェフと三人の音楽家によるコラボレーション」の打ち合わせ・・
はたしてどちらになるのか・・・???