Mother Gooseの音楽制作のため、ほとんど外に出られない。
単純な音楽だし、短いし、と思っていたのだが、
27曲と言う曲数はかなり多いし、単純な曲だけに、アレンジもリズムパターンも似て来てしまうので、
バリエーションをつけたい、と考え始めたら、思ったよりはかどらないのだ。
まあ、コツコツやるしか無いね・・ とあきらめて、泳ぎにも行かず頑張っているのだが・・
そう言えばさっき、ちょっと買い物に行って戻って来たら、その隙を狙って電話をした人が居るらしい、
FAX兼用機の留守電お知らせランプが灯っていた。
再生してみると、
「もしもし! ○○ですけどね・・」とあまり聞き覚えの無い、低いしわがれ声で名前を告げて来た・・
○○・・記憶の糸をたどる・・
「何々さんと、何々さんの間の道を入った、奥の○○ですよ」
近所の人? まるで文句でもつけようかと言う声の調子に緊張する。
「えー、至急!」 至急? 何だ?
「鍋焼きうどん2つときつねうどんを届けてください」
砕け散った・・
そう言えば、最近、間違い電話が少なくなって来たように思うのは僕だけだろうか?
携帯電話が普及したおかげで、電話番号はメモリーされ、アドレス帳を見ながら番号を手動入力することはほとんどない。
お店なども、良く行く所はメモリーされているから、間違いようが無いのだろう。
メモリーと言えば、昔は20件30件、憶えている電話番号があったものだが、今はメモリーされていて憶える必要がないから、
思い出そうとしても、全く一件の電話番号も出てこない・・
電話番号だけではなく、コンピューターで文を作るから、手書きで文字を書くことも減って来て、漢字も思い出せなくなっていたりする。
どうも、記憶の引き出しから、記憶を上手く取り出すことが出来なくなって来ているようだ・・
えっ! それは単に年のせいだろうって?
はい、確かに・・
でも、記憶の引き出し、使わないとますますどこに何があるか分からなくなることは確か。
思い出す努力をして、引き出しを使わなければ・・
留守電に間違い電話を吹き込んで下さった方、
間違ってますよ・・とお教えしたかったが、それ以降かかっては来なかった。
きっと催促の電話は上手く繋がり、無事注文出来たのだろう。
写真は12月24日、クリスマスイブのバリ島、クタビーチ。