一日目 葛西臨海公園~左近水門
多くの人々に見送られ、葛西海岸を出発したのは桜咲く卯月の8日。
今回の旅は、江戸川区を一周するという過酷な旅である。又この地に戻れることを祈願して、マーキングをしておく。帰ってくる頃まで取られずに待ってておくれ。
桜が満開の中の出発に後ろ髪ひかれる想い・・・。
人力という事で、自転車及び徒歩による旅となります。本家はカヌーとか出てきますが、予算と志しの違いですね。
東京湾ともしばしの別れ。奥に東京ゲートブリッジが見えます。
臨海公園のある場所は元々は干潟。葛西沖と呼ばれ、海苔なんかも葛西の人々はノリノリで作ってましたそうな。それを「浅草海苔」として納めていたそうな。品種名としての「アサクサノリ」はまた別モノです。
関係ないねッ(柴田恭兵風に)
今は野鳥を観察する場所としても有名です。
昔、アメリカ軍が本土に上陸する際に日本軍と激しい銃撃戦が繰り広げられました。その名残のもの・・・ではありません。野鳥を覗く、のぞき穴です。
臨海公園を抜けると旧江戸川を北上します。川隣は隣国浦安。国境を進むという緊張感もあります。
隣国浦安にそびえ立つ、大雷山(英名:ビッグサンダーマウンテン)と浦安国王が暮らす城が見えます。
両国の緊張もまた垣間見えます。
今回のひとまずの目的は、いきなりの山越えが待っています。江戸川富士を越えないと旅の成功はありません。
区立公園内にそびえ立つ、標高ウン十mの区内でも有数な霊峰。江戸川富士の隣にもなぎさ富士があり、多くのクライマー達が登山をしている。
これを登りきらないと江戸川区を一周することはできないのだ。
前シリーズで富士塚登山をしたのはまさにこのためだ。
山肌は地肌が露出していて、登山家達の行く手をさえぎる。
知識と経験と
37歳、体力的にはまだまだでも技術・テクニックと羞恥心を乗り越え
登りきりました。
山頂には、最初に江戸川富士に登頂した伝説の登山家、エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックのエルリック兄弟の銅像が過酷な登山を乗り切ったクライマー達を出迎えてくれていた。
なかなかの高所だけれど、羊飼い達が放牧をしていたり
色鮮やかな高原植物
そしてあまり人が来ない為、人間には無警戒な野鳥。
山頂では様々な大自然が僕を迎えてくれました。
下山後、ふもとの富士見橋では子供たちが無邪気に遊んでおり、
スラムダンクの「赤木キャプテン」ばりのブロックショットをお見舞いしてやりました。大人気ないですね(笑)
富士公園を離れて、再び旧江戸川へこぎ出し、今回の目的地「左近水門」へ
この左近水門は学生時代、写真の発表会「六月展」に出展する作品がなく困った岡本青年が苦し紛れに撮影した水門。構図もそのままに再現してみました。
マーキングをして次回はここからまたスタートです。
今回の移動距離:3.9km(登山は含まず) 累計:3.9km
消費カロリー:220キロカロリー
To be continued.
次回予告
隣国の警備艇が警戒する中、次回はいよいよ江戸川区唯一の島、別名:動く要塞島、妙見島へ上陸します。
乞うご期待。
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