うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

ドラフト「怪」説2009「筒香、鬼屋敷、運天、眞下…珍名マニア垂涎!」その11

2009-11-15 16:05:06 | 野球・ドラフト「怪」説
★北海道日本ハムファイターズ
1位(×菊池雄星投手・花巻東高→)
中村 勝 (なかむら・まさる)投手 18歳
右投右打 184cm75kg
埼玉・春日部共栄高
甘いマスク、スラリとした投手らしい体型、バネの利いたフォーム、球威、制球力の良さなど、見所たっぷりな「埼玉のダルビッシュ有」。本家の下で大きく育て!

2位
大塚 豊 (おおつか・ゆたか)投手 22歳
右投右打 182cm83kg
東京・創価高-創価大
手首の返し方を変えて投げ分ける3種類のフォークが武器の即戦力候補。今年6月の全国大学野球選手権では、3日連続無四球完投勝利の離れ業を演じて注目された。

3位
加藤 政義 (かとう・まさよし)内野手 22歳
右投左打 173cm76kg
宮城・東北高-九州国際大
ダルビッシュ有は高校の1年先輩で、一緒に甲子園でプレーした間柄。小柄だがパワーがあり、岩村明憲(レイズ)タイプのプレーヤーとして、即戦力を期待したい。

4位
運天 ジョン・クレイトン (うんてん・じょん・くれいとん)投手 18歳
右投右打 180cm70kg
沖縄・浦添工業高
アメリカ人の父を持つハーフ。1位の中村は「埼玉のダルビッシュ」で、こちらは「沖縄のダルビッシュ」といわれる。粗削りだが、秘めた素質は間違いなく高い。

5位
増井 浩俊 (ますい・ひろとし)投手 25歳
右投右打 181cm67kg
静岡・静岡高-駒澤大-東芝
大学では伸び悩んだが、社会人での3年間で大幅なパワーアップに成功。体は細いが、直球は常時140キロ以上をマークし、MAXは150キロ。フォークも落差十分だ。

6位
荒張 裕司 (あらはり・ゆうじ)捕手 20歳
右投右打 177cm80kg
石川・日本航空第二高(現・日本航空高石川)-愛知学院大(中退)-(四国・九州アイランドリーグ)徳島インディゴソックス
梨田昌孝監督の「推薦」によりめでたくドラフト指名。近鉄の4番打者だった祖父(大石雅昭氏)譲りの勝負強さが持ち味で、強肩強打の捕手として期待されている。

解説
菊池こそくじ引きで外れましたが、それも大した痛手ではなく、将来性と即効性をうまくミックスした指名が出来たように感じます。1位の中村は個人的にも非常に買っていまして、筒香がもし他球団とかち合って指名できなかったら、外れ1位で欲しかったぐらいで。夏の予選でやったぎっくり腰が少々心配ですが、将来性は抜群です。
2位の大塚、5位の増井は早い時期から一軍で使いたいところ。3位の加藤は、ちょうどこの年代で二遊間が守れる選手がいないので、納得の指名ですね。4位の運天はお得意のハーフ枠(笑)。
異色なのは6位の荒張。梨田昌孝監督が、自軍の選手の調整具合を確かめに、秋のみやざきフェニックス・リーグの視察に来ていて、四国・九州IL選抜の一員で参加していた荒張を見て「肩が強くていいね」と評価したのが指名の決め手になったとか。こういうドラマもあるんですねぇ。
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ドラフト「怪」説2009「筒香、鬼屋敷、運天、眞下…珍名マニア垂涎!」その10

2009-11-14 18:48:43 | 野球・ドラフト「怪」説
★中日ドラゴンズ
1位(×菊池雄星投手・花巻東高→)
岡田 俊哉 (おかだ・としや)投手 18歳
左投左打 181cm69kg
和歌山・智辯学園和歌山高
体型やフォーム、直球とスライダーのキレで勝負するスタイルなど、これから先輩となる岩瀬仁紀とうり二つ。ただし、こちらは岩瀬と違って典型的先発型投手だ。

2位
小川 龍也 (おがわ・りゅうや)投手 18歳
左投左打 183cm70kg
千葉・千葉英和高
日本人の父とフィリピン人の母を持つハーフ。2年冬からアーム式のフォームの矯正に取り組み、球速が15キロアップして140キロを突破するなど急成長を遂げた。

3位
中田 亮二 (なかた・りょうじ)内野手 22歳
右投左打 171cm115kg
高知・明徳義塾高-亜細亜大
左右に打ち分ける器用な打撃に加え、50m6秒4の走力で隙あらば盗塁も果敢に仕掛ける。よく食べよく打ちよく走りよく守りよく練習する、好漢「ブーちゃん」!

4位
松井 佑介 (まつい・ゆうすけ)外野手 22歳
右投右打 183cm83kg
大阪・大阪商業大堺高-東京農業大
地肩が強く、地を這うようなバックホームは迫力十分。また、強打にも定評があり、東都リーグでは1部経験こそないが、2部で通算104安打、19本塁打を放つ。

5位
大島 洋平 (おおしま・ようへい)外野手 24歳
左投左打 176cm74kg
愛知・享栄高-駒澤大-日本生命
足と肩は社会人トップクラスで、「守備は一軍でもすぐ使える」と、日本生命・杉浦正則監督が太鼓判を押す。打撃はスイングが鋭く、ミートセンスに長けている。

6位
諏訪部 貴大 (すわべ・たかお)投手 21歳
右投右打 178cm83kg
新潟・中越高-Honda
中学時代にはスキー部で鍛えた体のバネを生かし、MAX148キロの速球を投げ込む。「菊池の外れ1位」との噂もあったが、思わぬ下位指名で怒りの入団拒否も…!?

7位
松井 雅人 (まつい・まさと)捕手 22歳
右投左打 179cm78kg
群馬・桐生第一高-上武大
捕手としては細身だが、その分敏捷性は素晴らしく、フットワークよく身軽に動ける選手。リーダーシップがあり、投手の持ち味をより生かすリードも評価が高い。

8位
吉田 利一 (よしだ・としかず)捕手 22歳
右投左打 178cm72kg
奈良・大和広陵高-奈良産業大
大学では1年からレギュラーを務め、桑原謙太朗(横浜)や蕭一傑(阪神)といった好投手を攻守で支えた経験を持つ。強肩で、捕ってから投げるまでの素早さも秀逸。

☆育成枠
1位
矢地 健人 (やち・けんと)投手 22歳
右投右打 180cm68kg
富山・高岡第一高-高岡法科大
今年6月の全国大学野球選手権では、球速表示が厳しいと言われる東京ドームでコンスタントに140キロ台を記録して注目された。将来が楽しみなサイドハンドだ。

2位
赤田 龍一郎 (あかだ・りゅういちろう)捕手 22歳
右投左打 178cm80kg
静岡・静岡学園高-愛知大
アメリカ人の祖父を持つクオーター。ガッチリした体型で、パワフルなプレーが持ち味の攻撃型捕手。捕手としては、強肩だがもう少し細やかさが欲しいところか。

解説
今年のドラフトにおける中日の補強ポイントは、若手が皆無の左腕投手と捕手。ということで、高校生左腕を上位で2人、捕手は育成を含めて3人と、貪欲に指名してきました。特に、岡田は外れ1位とはいえ、中日としては同じタイプの岩瀬がいるということで、自信を持って育成できるのではないかと思います。捕手に関しては、同い年を3人同時指名というのはかなり異例ですが、いずれもタイプが違っており、これはこれで良いでしょう。
驚いたのは3位での中田指名。来るとしたら西武か日本ハムあたりで、中日は一番来なさそうと思ったら…まぁ、これがドラフトの面白さでしょう。松井、大島は俊足強肩でまさに中日好み。6位の諏訪部は、「外れ1位候補」の報道に完全に振り回されてしまった感じで…「下位指名だから拒否」というのは確かにわがままなのでしょうが、同情できる点もありますね。
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ドラフト「怪」説2009「筒香、鬼屋敷、運天、眞下…珍名マニア垂涎!」その9

2009-11-13 23:02:50 | 野球・ドラフト「怪」説
★東北楽天ゴールデンイーグルス
1位(×菊池雄星投手・花巻東高→)
戸村 健次 (とむら・けんじ)投手 22歳
右投右打 185cm77kg
埼玉・立教新座高-立教大
体型もフォームも上原浩治(オリオールズ)に似ている。一軍で勝てる投手になるためにはまだ課題も多いが、今秋のリーグ戦で初完封を記録するなど、着々と成長中!

2位
西田 哲朗 (にしだ・てつろう)内野手 18歳
右投右打 180cm76kg
大阪・関西大第一高
振り子打法が印象的な大型遊撃手。高校通算37本塁打、112盗塁で、守りも軽快。走・攻・守・肩・長打力を兼ね備えた「5ツールプレーヤー」を目指せる逸材だ。

3位
小関 翔太 (こせき・しょうた)捕手 18歳
右投右打 182cm81kg
福岡・東筑紫学園高
スローイングのフォームが良く、しかも最速1.8秒という素早さ。全体的には粗削りで、肉体的にも技術的にも鍛錬が必要だが、土台は良いので将来性に期待。

4位
高堀 和也 (たかほり・かずや)投手 22歳
右投右打 183cm70kg
富山・砺波工業高-三菱自動車岡崎
今年の都市対抗ではリリーフで登場して、三者連続奪三振。腕の振りが鋭く、直球は実際のスピードよりも速く感じる。制球などの課題はあるが、素質の高さは◎。

5位
土屋 朋弘 (つちや・ともひろ)投手 24歳
右投右打 178cm70kg
和歌山・箕島高-名古屋商科大-シティライト岡山
目立った実績こそないが、MAX146キロの速球、豊富な球種を低めに決める制球力がある。シティライト岡山から、創部2年目にして初のプロ野球選手が誕生した。

☆育成枠
1位
松井 宏次 (まつい・こうじ)内野手 25歳
右投右打 174cm66kg
静岡・磐田農業高-東海大-きらやか銀行-NAGOYA23-(四国・九州アイランドリーグ)長崎セインツ
高い身体能力を生かした守備が評価され。育成枠ながら、長崎セインツ初のドラフト指名選手となった。今季は78試合に出場して、打率.308(リーグ9位)を記録。

解説
東北が誇る超大物左腕・菊池は、戦力の面ではもちろん、楽天をより地元に根付いた人気球団へ押し上げるという意味でも、どうしても欲しかった!ですから、くじ引きで外れた後の面子がどうしても見劣りしてしまうのは、致し方のないところではあるのですが…。
大学・社会人出身の投手を3人指名していますが、いずれも一軍の戦力になるには少し時間がかかりそうなタイプで、1年目から多くの期待をかけるのは酷な感じです。しかも、3人とも右のオーバーハンド。せめて左投手か変則タイプが1人でも混じっていたら印象は違ったかも知れません。
逆に、「おお、これは!」と思ったのは2位での西田指名。右打ちの逸材は今や貴重な存在であり、手薄な若手内野陣に新風を吹き込む意味では最高の人選でしょう。全体的には今ひとつ物足りなさが漂いますが、この指名で、かなり救われた感じがします。
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ドラフト「怪」説2009「筒香、鬼屋敷、運天、眞下…珍名マニア垂涎!」その8

2009-11-12 19:29:57 | 野球・ドラフト「怪」説
★東京ヤクルトスワローズ
1位(×菊池雄星投手・花巻東高→)
中澤 雅人 (なかざわ・まさと)投手 25歳
左投左打 179cm80kg
富山・富山商業高-中央大-トヨタ自動車
高橋尚成(巨人)タイプの技巧派。フォームのバランスが良く、大崩れしにくい安定感がある。今後の課題は、高橋にあって彼にない、スクリュー系変化球の習得だ。

2位
山本 哲哉 (やまもと・てつや)投手 24歳
右投右打 179cm74kg
和歌山・南部高-近畿大-三菱重工神戸
スピード豊かな荒れ球と縦のスライダーを中心に、強気に押す投球を展開する。現状ではリリーフ向きだが、かわすピッチングも出来るようになれば、先発の目も。

3位
荒木 貴裕 (あらき・たかひろ)内野手 22歳
右投右打 178cm77kg
山梨・帝京第三高-近畿大
守備・走塁に関しては「即戦力間違いなし」との声もある、アマチュア球界屈指の遊撃手。打撃にも鋭さがあり、宮本慎也の後継者候補としてうってつけの存在だ。

4位
平井 諒 (ひらい・りょう)投手 18歳
右投右打 183cm78kg
愛媛・帝京第五高
愛媛では、秋山拓巳(西条高・阪神4位)と双璧をなすといわれた右の本格派で、高2の夏の予選では無安打無得点を達成している。まずは体力強化からしっかりと。

5位
松井 淳 (まつい・じゅん)外野手 22歳
右投左打 177cm88kg
神奈川・横浜商科大高-日本大国際関係学部
体がねじ切れんばかりのフルスイングは破壊力抜群で、打球の勢い、飛距離は文句なし。野球に取り組む姿勢、集中力も素晴らしく、意外な掘り出し物になるかも。

☆育成枠
1位
曲尾 マイケ (まがりお・まいけ)外野手 18歳
右投右打 187cm82kg
青森・青森山田高
ブラジル出身で、5歳から日本で暮らす。長身でパワーもあるが、本質的にはアベレージヒッター。全体的にまだまだ粗いが、高い身体能力があるだけに楽しみだ。

2位
麻生 知史 (あそう・ともふみ)内野手 22歳
右投右打 177cm83kg
神奈川・日本大藤沢高-日本大国際関係学部
5位指名の松井とはチームメイトで、クリーンアップを組んでいた。3年秋には打率.474、3本塁打、18打点でリーグ三冠王を獲得するなど、打撃には定評がある。

解説
1位指名は順当に菊池か、それとも長距離砲不足を踏まえて筒香か。個人的には、そろそろ野手陣に目を向けて筒香に…と予想していましたが、ハズれました(笑)。
上位は菊池を外して中澤、山本の即戦力候補2人。左なら先発型、右ならリリーフ型を優先して獲りたいところだっただけに、中澤、山本ともうまくハマった感じがします。特に山本には、松岡がヒジの手術明け、五十嵐がFAで流出の可能性が大だけに、1年目からきっかけを掴んで欲しいところでしょう。3位の荒木も、川島慶三がヒジに故障を抱えるだけに、いきなりのレギュラー抜擢も考えられます。5位の松井は、即一軍とはいかないまでも、貴重な長距離砲候補としてみっちり鍛えてもらいたいところで、全体的には、一見「ちょっと地味かも…」と思いつつも、陣容をよく見ると「あれ?結構イイんじゃない?」といった感じの内容ですね(笑)。
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ドラフト「怪」説2009「筒香、鬼屋敷、運天、眞下…珍名マニア垂涎!」その7

2009-11-11 20:33:48 | 野球・ドラフト「怪」説
★福岡ソフトバンクホークス
1位
今宮 健太 (いまみや・けんた)内野手 18歳
右投右打 171cm70kg
大分・明豊高
投げてはMAX154キロ、打っては高校通算62本塁打で、「小さな怪物」の異名を持つ。考えたプレーができるのも強みで、将来のチームの要として期待したい選手。

2位
川原 弘之 (かわはら・ひろゆき)投手 18歳
左投左打 185cm79kg
福岡・福岡大大濠高
若い左腕投手にありがちなフォームの硬さがなく、腕の振りも実にしなやか。速球には空振りを奪えるキレがあり、変化点が打者に近いスライダーもスグレモノだ。

3位
下沖 勇樹 (しもおき・ゆうき)投手 18歳
右投右打 180cm78kg
青森・光星学院高
チームの先輩となる新垣渚に似たフォームで、MAX148キロの直球はシュート気味のクセ球だ。フォークやスライダーもキレが良く、割と早い時期での一軍抜擢も…?

4位
中原 恵司 (なかはら・けいじ)外野手 22歳
右投右打 183cm86kg
長野・武蔵工業大第二高(現・東京都市大塩尻高)-亜細亜大
高校時代から注目されていたスラッガー。大学の4年間で粗さがだいぶ取れて、広角に強い打球が飛ばせるようになった。近い将来のクリーンアップ候補生である。

5位
豊福 晃司(とよふく・こうじ)内野手 18歳
右投左打 180cm76kg
佐賀・鳥栖高
佐賀県内では同郷の大先輩・「緒方孝市(元・広島)2世」と呼ばれたが、プレースタイルはこれから先輩となる川宗則に近い。精神的な強さもプロに向いている。

解説
今年はシーズン3位に食い込んだホークス。個人的には、来年一気に優勝まで走るべく、即戦力候補中心の指名になるのかな…と予想していましたが、ふたを開けたら全く逆になりましたね。ただ、高校生中心だけに即効性は期待しにくいですが、将来性という観点からすると、いずれもチームの主力となりうるポテンシャルを感じる選手ばかりで、なかなかの指名になったように思います。5人中3人が九州出身というのも、地元のファンにはうれしい陣容でしょう。
また、小久保、松中が年齢的にもう多くを望めなくなり、多村も相変わらず故障がち。次世代の大砲候補が欲しかったところで5位の中原指名はドンピシャリでした。伸び悩み気味の江川や城所らに刺激を与える意味でも良かったと思います。
あとは育成に期待ですが、高卒選手の早期退団が結構多いチームなので、そのあたりが少々心配ではあります。
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謹んでお悔やみ申し上げます。

2009-11-10 21:46:29 | 雑記
小・中学校時代の同級生・あさちょんのお父様のお通夜に行ってきた。

訃報はこの前の日曜日に知ったのだが、今朝、通勤途中にあさちょん本人にばったり出くわしたので話を聞いたら、以前から心臓を悪くして闘病中だったらしい。69歳はちと早いが、同級生の親が亡くなったという知らせを受けることが近年増え始めた。親が亡くなってもおかしくないような世代に突入したのかと思うとなんとも切ない。

その訃報を知った日曜日は、昨年の11月9日に亡くなった伯母の一周忌法要があり、そこで菩提寺の住職が詠む「白骨の章」なるものを聞いたのだ。「白骨の章」とは、浄土真宗の蓮如上人が書いた文章である。その一部にはこんな内容があった。

…朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり。すでに無常の風きたりぬれば、すなわち二つの眼、たちまちに閉じ、一つの息、ながく絶えぬれば、紅顔むなしく変じて、桃李の装いを失いぬるときは、六親眷属集まりて、なげき悲しめども、さらにその甲斐、あるべからず。さてしもあるべきことならねばとて、野外に送りて、夜半の煙となし果てぬれば、ただ白骨のみぞ、残れり。あわれというも中々、おろかなり。…

訳=私たちは朝の紅顔の生き生きとした姿であっても、夕方には命おえて、白骨となってしまう身であります。もともと、人の命は無情の風が吹いて死がおとずれると、たちまち二つの眼は閉じ、一つの息も絶えてしまうものです。だから紅顔の生き生きした姿が変じて、桃やスモモの花のごとき容色すぐれた装いを失ったときは、父母兄弟妻子ら肉親が集まって嘆き悲しんでも、所詮、甲斐無きことでありましょう。そうかといって、そのままにもしておけませんので、野辺に送って火葬し、夜半の煙となってしまえば、ただの白骨のみが残るだけです。悲しいといっても、まだまだ言いようがなく、それどころではありません。

白骨の章
http://www.sougi.com/funeral/mean/jodo_hongan/wb.html

これを聞いた直後、家に帰る途中に隣町の町内会の看板で訃報を知った時の驚きと、脳裏を吹き抜けた無常感といったら!大昔にこんな文章つくった蓮如上人というのは、スゴい人なんだなぁ。
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ドラフト「怪」説2009「筒香、鬼屋敷、運天、眞下…珍名マニア垂涎!」その6

2009-11-09 23:00:03 | 野球・ドラフト「怪」説
★阪神タイガース
1位(×菊池雄星投手・花巻東高→)
二神 一人 (ふたがみ・かずひと)投手 22歳
右投右打 183cm85kg
高知・高知高-法政大
クセの少ない滑らかなフォームを持つ、正統派右腕。好調時には直球で面白いように空振りが奪えるだけに、それをより生かす変化球の精度アップが、今後の鍵だ。

2位
藤原 正典 (ふじはら・まさのり)投手 22歳
左投左打 181cm77kg
岐阜・県立岐阜商業高-立命館大
左腕の動きをギリギリまで見せず、打者にタイミングを掴ませないフォームは和田毅(ソフトバンク)と似ている。球筋も嫌らしく、即戦力として期待できる好投手。

3位
甲斐 雄平 (かい・ゆうへい)外野手 22歳
右投右打 185cm85kg
福岡・博多工業高-福岡大
体格はいかにも「スラッガー」だが、どちらかというとボールにしぶとく食らいつくタイプの中距離打者。走力、強肩を生かした外野守備のうまさにも定評がある。

4位
秋山 拓巳 (あきやま・たくみ)投手 18歳
右投左打 186cm92kg
愛媛・西条高
フォームや雰囲気が「大魔神」佐々木主浩(元・横浜など)をイメージさせる大型右腕。「菊池の外れ1位」候補との話もあり、まさかこの順位まで残っているとは…!

5位
藤川 俊介 (ふじかわ・しゅんすけ)外野手 22歳
右投右打 177cm79kg
広島・広陵高-近畿大
抜群の身体能力に加え、高校、大学ですべてのポジションをこなすなど、器用さ、順応性は評価が高い。「4位以下の指名ならば東邦ガス入社」とのことだが…。

6位
原口 文仁 (はらぐち・ふみひと)捕手 18歳
右投右打 179cm78kg
東京・帝京高
名門・帝京のホームベースを任されたただけあって、キャッチングやスローイングの安定感が光る。打撃では、引きつけてセンターから右方向へ弾き返すのがうまい。

☆育成枠
1位
高田 周平 (たかだ・しゅうへい)投手 24歳
左投左打 178cm79kg
大阪・関西創価高-創価大-(BCリーグ・上信越)信濃グランセローズ
大学卒業時に一度は野球を諦めかけたが、母親の激励に一念発起しBCリーグ入り。2年間で球速が11キロ伸びてMAX147キロまで到達した。ハングリー精神で勝負!

2位
田上 健一 (たがみ・けんいち)外野手 22歳
右投左打 180cm76kg
東京・創価高-創価大
走攻守すべてにおいてスピーディーなプレーが持ち味で、四球でも凡打でも全力疾走を怠らない姿勢も好感が持てる。順調に行けば、支配下登録はそう遠くなさそう。

解説
菊池こそくじ引きで外しましたが、二神、藤原といった好投手を競合なしにすんなり指名できたのは良かったのではないでしょうか。2人とも、1年目から即10勝…というのは少々キツいかも知れませんが、一軍には顔を出してくるでしょう。右打ちの外野手が少ない事情を踏まえて甲斐、藤川を指名し、4位で秋山が残っていたのはまさに「棚ぼた」といったところでしょうか。前評判の高い選手を数多く指名できて、なかなかいい感じですが、「4位以下の指名なら東邦ガス入社」という藤川の件だけは誤算でしたね。
ただ、関係ない外野はやれ「わがまま」だの「そんなヤツは要らん!」だの何だの言いますが、先に内定を出したのは東邦ガスであり、スカウトがこの約束を知らなかったわけはないはず。そこをあえて指名して拒否されても文句は言えません。藤川が悪役にされるのは全くのお門違いでしょう。
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ドラフト「怪」説2009「筒香、鬼屋敷、運天、眞下…珍名マニア垂涎!」その5

2009-11-08 23:28:05 | 野球・ドラフト「怪」説
★埼玉西武ライオンズ
1位
菊池 雄星 (きくち・ゆうせい)投手 18歳
左投左打 184cm82kg
岩手・花巻東高
将来の球界を背負って立つ、今ドラフトの超目玉。MAX155キロの速球は球筋の嫌らしさも備えて攻略困難だ。いずれはメジャーに行く男だが、まずは日本で活躍を!

2位
美沢 将 (みさわ・まさる)内野手 22歳
右投右打 181cm75kg
鹿児島・喜界高-第一工業大
身体能力が高く「川宗則(ソフトバンク)2世」との声もあがる。技術的にはまだまだ粗削りだが、野手の育成能力に長けた西武で、その力をどこまで伸ばせるか。

3位
岩尾 利弘 (いわお・としひろ)投手 22歳
右投左打 179cm74kg
大分・津久見高-別府大
直球、変化球ともに、両サイドへきっちり決められる制球力を持っている。力で圧倒するタイプではないので、打者に嫌がられる絶対的な球種を作りたいところだ。

4位
石川 貢 (いしかわ・みつぐ)外野手 18歳
右投左打 180cm80kg
愛知・東邦高
ガッチリした体格だが、膝を柔らかく使い、巧みなバットコントロールで広角に打球を飛ばすアベレージヒッター。俊足強肩で、三塁手もこなせる。将来性に期待。

5位
松下 建太 (まつした・けんた)投手 22歳
右投右打 179cm75kg
高知・明徳義塾高-早稲田大
全身のバネを利かせたサイドハンドのフォームは躍動感にあふれている。速球はMAX148キロで変化球も豊富。下位指名ながら、リリーフの即戦力として期待したい。

6位
岡本 洋介 (おかもと・ようすけ)投手 24歳
右投右打 177cm75kg
和歌山・南部高-国士舘大-ヤマハ
高校時代からスカウトの注目を集め、大学、社会人と進むにつれて実戦的な投手へと順調な成長を遂げた。叔父はかつて巨人、西武で投手として活躍した岡本光氏。

解説
菊池をくじで引き当てた!これはもう、渡辺久信監督の強運にカンパイ!といったところでしょうか。メジャー指向の強かった菊池にとって、松坂大輔投手や松井稼頭央内野手をメジャーへ送り出すなど、実績十分で一番良い環境の球団に引いてもらったなぁという感じです。まずは日本でどれだけの投球を見せてくれるのか、今から非常に楽しみですね。
2位以降では一転して、あまり知名度の高くない選手の指名が続き、これもまた興味深いところ。以前から西武は無名の選手をあっと驚く大物に育て上げるのを得意とする球団だけに、今回も不気味です。ただ、それだけに即効性はあまり期待しにくく、また、野手の育成は得意でも、投手に関しては今ひとつ。今回指名した投手陣も、菊池以外はプロに混ぜると特徴が見えにくいようなタイプが多く、一つ間違えると「俺達」が増えるだけ…となる危険も感じます。
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ドラフト「怪」説2009「筒香、鬼屋敷、運天、眞下…珍名マニア垂涎!」その4

2009-11-07 21:19:36 | 野球・ドラフト「怪」説
★広島東洋カープ
1位
今村 猛 (いまむら・たける)投手 18歳
右投右打 182cm85kg
長崎・清峰高
今春の甲子園の優勝投手。MAX152キロの速球など、投手としての総合力の高さは超高校級のレベル。うまくいけば1年目から一軍の戦力となりうる可能性もある。

2位
堂林 翔太 (どうばやし・しょうた)内野手 18歳
右投右打 183cm80kg
愛知・中京大中京高
今夏の甲子園の優勝投手だが、こちらは打者としての指名。柔軟なバットコントロールに定評があり、プロでの完成型は内川聖一(横浜)タイプの中距離打者と予想。

3位
武内 久士 (たけうち・ひさし)投手 22歳
右投右打 185cm95kg
徳島・城東高-法政大
見るからに馬力を感じさせる体格で、好調時には150キロを軽く超える速球は迫力十分。まだ粗さは残るが、ゆくゆくは抑え候補として楽しみな存在になりそうだ。

4位
庄司 隼人 (しょうじ・はやと)内野手 18歳
右投左打 175cm70kg
静岡・常葉学園橘高
野手としては、これから先輩となる石井琢朗タイプ。投手としての才能も捨てがたく、彼を知る野球ファンの間では未だに「投手派」「野手派」で意見が割れている。

5位
伊東 昂大 (いとう・こうた)投手 18歳
左投左打 186cm80kg
岩手・盛岡大附属高
菊池の影に隠れたが、実力は岩手県内トップクラス。これから先輩となる齊藤悠葵タイプの「一見打てそうで、意外と打てない大型左腕」だ。まずは体力強化から。

6位
川口 盛外 (かわぐち・たけと)投手 24歳
左投左打 173cm79kg
静岡・静岡高-早稲田大(準硬式)-王子製紙
直球を投げても打者の手元で微妙に変化するクセ球左腕。マウンド度胸、安定した制球なども評価が高く、左の中継ぎが手薄なカープとしてはぜひ欲しかった選手。

☆育成枠
1位
永川 光浩 (ながかわ・みつひろ)投手 22歳
左投左打 189cm78kg
広島・三次高-龍谷大
永川勝浩投手の実弟。大学ではあまり登板機会に恵まれなかったが、長身からの速球、スライダーは面白い。将来、一軍のマウンドで兄弟リレーは見られるかな?

2位
中村 亘佑 (なかむら・こうすけ)捕手 18歳
右投右打 180cm80kg
神奈川・横浜商科大高
攻守にパワフルかつ強気なプレーが持ち味の、超攻撃型捕手。ポテンシャルは高いものを持っており、プロの世界で心身ともに鍛えられれば、大化けもあり得る。

解説
多くのチームが菊池指名へと流れる中で、いつものように淡々と独自の路線を走っていったカープのドラフト。早くから1位指名を明言していた今村は一本釣り、2位では堂林と、甲子園を沸かせたスターの両獲りに成功しました。甲子園の春夏優勝投手を同時に指名というのは、実はドラフト史上初の出来事なんだそうですね。特に、今村は高校生ではありますが、わりと早い時期から一軍に出てきそうな完成度があり、非常に楽しみです。中位以下でも、武内や庄司らといった他球団の評価も高かった選手を順調に指名していけたのは、痛快ですらありました。
華やかでありつつ、補強ポイントに即した的確な内容であり、個人的な視点で言えば、12球団の中で一番充実した指名が出来たのではないかと思います。あとは、監督交代で猛練習復活の気配なので、オーバーワークによる故障には気をつけていただきたい!
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ドラフト「怪」説2009「筒香、鬼屋敷、運天、眞下…珍名マニア垂涎!」その3

2009-11-06 23:39:38 | 野球・ドラフト「怪」説
★千葉ロッテマリーンズ
1位
荻野 貴司 (おぎの・たかし)外野手 24歳
右投右打 172cm75kg
奈良・郡山高-関西学院大-トヨタ自動車
走攻守が高いレベルでまとまった逸材。打撃では内角打ちが得意で、甘い球ならスタンドまで放り込むパワーもあり、将来の一番打者候補として大きな期待がかかる。

2位
大谷 智久 (おおたに・ともひさ)投手 25歳
右投右打 176cm82kg
兵庫・報徳学園高-早稲田大-トヨタ自動車
高校、大学、社会人でそれぞれ優勝経験を持つなど、実績十分の即戦力候補。打者を圧倒する迫力こそないが、投手としての総合力の高さはアマチュア球界屈指だ。

3位
大嶺 翔太 (おおみね・しょうた)内野手 18歳
右投右打 180cm78kg
沖縄・八重山商工高
実兄・祐太投手のいるロッテにめでたく指名された。技術面ではまだまだ勉強が必要だが、卓越した身体能力を生かしたプレーは攻守においてパワフルで魅力的だ。

4位
清田 育宏 (きよた・いくひろ)外野手 24歳
右投右打 180cm85kg
千葉・市立柏高-東洋大-NTT東日本
大学4年から本格的に野手転向し、素質が開花。走攻守にスピードとパワーを感じさせる大型外野手だが、「4位以下の指名なら残留」のつもりとか。聞いてないよ!?

☆育成枠
1位
山室 公志郎 (やまむろ・こうしろう)投手 22歳
右投左打 183cm82kg
神奈川・桐光学園高-青山学院大
高校時代も指名候補だったが、腰痛からフォームを崩し、大学進学後も伸び悩んでいた。しかし、MAX154キロの速球と多彩な変化球を武器に、4年になって初勝利。

解説
1巡目の指名。オリックスが古川、横浜が筒香、と来て、いよいよ菊池雄星投手の名前が出るかと思いきや、出てきた名前は何と荻野!正直、驚きました。確かに、昨年2位指名の長野久義外野手(Honda・巨人1位)に入団を拒否されたこともあり、即戦力の外野手を欲しい事情はわかります。ただ、それ以上に投手陣もかなり深刻な状態。特に、清水直行の移籍が濃厚となっており、即戦力候補の指名が大谷一人というのは少々不安なところで、わざわざ競合を避けてまで外野手の単独1位指名にこだわる必要があったのか、戦略的にもうちょっとうまく立ち回れなかったものかという物足りなさはあります。
さらに、4位指名の清田が最悪の場合入団拒否となる恐れがあり、フロントにとっては頭の痛いところ。陣容的には決して悪くないものの、今ひとつ消化不良の感が否めない、今年のドラフトでありました。
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