西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

ようお参りでございました

2010年05月23日 11時30分00秒 | ステンショから
 姫路には、二度行ったことがある。


 山陽電鉄本線「山陽姫路(さんようひめじ)」駅。



 2002(平成14)年8月21日、スルット関西3dayチケットを利用して、初めてこの駅で乗り降り。

 それまで新幹線の車窓から度々目にしていた姫路城であったが、ようやくこの時実際に訪れ、その優美な姿を間近に体感した。
 姫路城の内部は階段が非常に急で、高所恐怖症の私は冷や汗を掻きながら息も上がって、必死で天守閣まで登った。


 JR山陽本線「姫路(ひめじ)」駅。




 姫路城を訪れてから2年後の2004(平成16)年6月、NHKの大河ドラマ「新選組!」の姫路ロケに、僧侶役のエキストラとして参加した際、この駅から撮影現場まで、車で送迎された。

 現場となったのは、山陽電鉄の亀山駅東側にある浄土真宗本願寺派「亀山本徳寺」。
 江戸時代幕末、新撰組が屯所として利用していたのが、浄土真宗の総本山である京都西本願寺内にあった北集会所。その北集会所が後に姫路に移築、この亀山本徳寺の本堂となっていて「新選組!」も、その本堂を中心に撮影が行われた。

 撮影の数日前に、伸ばし放題だった髪の毛も髭も散髪してスッキリしたばかり。そこへ急にこの仕事が入り、またまた散髪屋に行き、スキンヘッドにした。



 ドタバタの即席僧侶姿ながら、これがなかなか、我ながら板についていたらしく、寺を訪れた観光客は新撰組が残したと言われる刀傷について質問してくるわ、スタッフまでが「お坊様」と呼ぶわで、すっかり本物の僧侶と間違われてしまう始末。


 そんな、私の新選組始末記であった。

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