トイレというあの狭い空間で長く座っていると、何かと色々アイデアが浮かんでくることが多くて面白い。ただ臭いので換気扇を回すのだが、そうするとせっかく閃いたばかりの良いアイデアまでが、一緒に吸い出されていってしまいそうで勿体ない故、換気扇を点けるかどうかは、いつも悩みどころではある。
花火が始まる10分くらい前、団扇や飲み物の他、空模様を心配して傘を持って家を出た。途中、花火の上がっている西の空ではなく、北寄りの空に稲妻がピカピカッと走るのを度々見ることはあったが、結局花火がフィナーレを迎えるまでひとつも雨は降らず、傘を一度も差すことなく帰宅することが出来た。