西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

本当は熱い関西学生映画

2008年12月21日 00時29分00秒 | Weblog
 今年私とコンタクトがあった学生映画、全部で15作品。

 その内、出演にまで至ったもの、9本。
 書類やオーディションの段階で断られたもの、2本。
 こちらから断ったもの、4本。

 大阪芸術大学の卒業制作作品『フールプルーフ』(鈴木雄大監督)は、残念ながら学科長賞を始め主たる賞は逃し、今のところ無冠。しかし、来年HEPで開催される卒制展では、案外観客賞なんぞをかっさらってくれちゃったりして……と、まだまだ密かに期待し続けている私である。


 一方、9月下旬から撮影に入っていた、京都造形芸術大学3回生の実習作品『EVER EVER,AFTERWARD』(平澤直幸監督)。撮影期間は当初の予定より大幅に延びて、今月7日にようやくクランクアップした。
 その監督や何人かのスタッフが、昨日一昨日と2日間、別の短編作品の上映会を開いていた。それをネットで知った私は、彼らには予告も何もせず、一昨日サプライズ訪問して皆を驚かせてやった。

 どの大学も専門学校も、良きにつけ悪しきにつけ、若さが目立ったのは確かであるが、その反面、学生たちの映画に対する熱い思いと、高い技術力を、改めて実感する機会も多くあった。

 今年、もう学生とのお付き合いを、何度止めようかと思ったことか? しかし多分来年も、なんだかんだブツブツボヤキながらも、またどこかの学生映画の現場に参加している、私がいるのではないか? ……と、思う。


 写真は、今更ながら、京都造形芸術大学「DOZER」のフライヤー。せっかくの優れた作品群を出来る限り多くの人々に観てもらえるように、次回上映会の告知には、是非とも協力をさせてもらいたいものだ。


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2 コメント

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no title (オーツキ)
2008-12-22 18:25:11
平澤組の撮影でお世話になりました、大槻です。
Dozerの感想を探していてたまたま発見してしまいました(笑)

上映会にお越し頂き本当に有難うございました!
ヒゲが無く最初誰か分からなかったので驚きました(笑)
結構期間が急で詰め切れていない作品も多かったように思うのですが、楽しめる上映会にはなったのではないかと勝手に思っております。

また来年からもこのような小規模な上映会を続けていこうと思っておりますので、よかったら是非お越しください!
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Unknown (河村宏正@管理人)
2008-12-22 20:16:27
 先日はお邪魔しました。私もたまたまネットで見つけたので、事前連絡もせず、観にいってしまいました。
 
 平澤組の現場でご一緒した皆さんの作品を、純粋に是非拝見したくて、伺いました。
 ホント、楽しませてもらいました。

 是非また呼んで下さい。そしてよかったら、私の出演した他作品も、ご覧下さいね。
 今後とも宜しくお願い致します。
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