西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

本当に4人が来ます

2009年04月22日 14時43分00秒 | Weblog
 先日、富田林市役所で、あるポスターを目にした。同市すばるホールで6月に催される、演劇の公演を伝えるポスターである。

◆バンダラコンチャ ソロアルバム公演「相思双愛」 6月7日(日)14:00開演
 http://www.tondabayashi-culture.org/subaru/event/0906/banda.html

 私が気になったのは、そのポスターの上に重ねて貼り付けられた紙。そこには赤い字で大きく「舞台」と書かれ、その下には「本当にこの4人が来ます」とあった。

 確かにこのタイトルだけを見る限り、それが演劇(舞台)の公演であることは、一般には分かり難いかもしれない。また、確かに坂井真紀、辺見えみり、近藤芳正、榎木孝明といった錚々たる役者の皆さんが、富田林まで来て下さるというのも、俄かに信じ難い程有り難い出来事かもしれない。

 だからといって、ポスターの真ん中に……、しかもスタッフの名前が記載された上から、こんな貼り紙をするのは、いかがなものかと思った。自分の名前の上に紙を貼られてしまったスタッフには、誠に気の毒で失礼な話だとも思う。
 

 まさか……、過去役者や演者にドタキャンされたり、肩透かしを食らわされたりしたケースでもあったのであろうか……?

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2 コメント

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>ぽち様 (河村宏正@管理人)
2009-05-14 17:16:37
 コメント有り難うございます。

 日々の御苦労、お察し申し上げます。
 私自身、本文にも書きましたように、告知をしてもその内容がなかなか伝わり難いこと、よく理解出来ます。人にものを伝えるのは、難しいことですね。
 しかし「映像ですか?」と尋ねられて「本当に来るよ」という私的な会話を、そのままポスターに貼り付けてしまうのは、いささか芸がないのではないでしょうか?
 例えばもし私なら、こう書きます。

「この4人が、富田林にやってくる!」

 「本当に」などという言葉は、逆に「嘘?」とか「マジっすか?」という懐疑的な意味を連想させてしまいます。だからこそ「ドタキャンされたの?」とも思われ兼ねなくなるのです(本当は私も、まさかドタキャンされたなんて思っていませんよ)。

 それにポスターは、写真も絵も文字も空白も全て含めて、ひとつの芸術作品でもあります。今回の場合は分かりませんが、安易に上から貼り紙などすると、場合によってはデザイナーから訴えられるなんていう可能性もありますので、ご注意のほど。

 何れにしても、制作スタッフご自身が、芸能や芸術について、もう少し深いご理解をいただけますことを、お願い申し上げたく思います。

 注意して探さなければ分からないような、私のような無名人からの無礼な指摘を、どうかお許し下さい。

 お仕事、頑張って下さい!

 追伸。
 次回から「ぽち」ではなく、是非実名での書き込みをお願いしたく思います。
 貼り紙で隠されてしまった裏方スタッフの方々も、やはり実名で勝負されているのですから……。
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確かにかぶっていますね (ぽち)
2009-05-14 11:01:11
河村さま 始めまして 制作スタッフのぽちです

出来るだけ空白を狙って貼ったつもりでしたが、ご指摘のポスターでは確かにかぶってますね。あれは初期のもので、今は別の赤く細長い張り紙に替えてあります。

『演者にドタキャンされたり』ということはありません。
実は、お客様から『映像ですか』とかいうお問い合わせもいただくのでこんな張り紙をしてみました。
知り合いに公演をすすめても、知ってはいるものの、『本当に来るよ』というと驚かれるのです・・・。関係者としては告知をしても、生の舞台と思ってもらえないので苦労しています。
少しでも多くのお客様に公演を観ていただきたくて!!・・・・・・でも、失礼のないように注意は払ってまいります。

近くにお住まいなのですね。
これから注意して映画やTV観るようにします。
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