本命を求めて、主に県北部の小山ダム周辺で待って、逢えない時には、西寄りの「プラトーさとみ」方面に転じることが多いこの頃です。
この日は、県道22号の雪は大分溶けていたことから類推し、久しぶりに、「野外センター」直行でなく、プラトー回りを選びました。牧場周辺の雪の具合を確認する意味もあったのです。
曇りがちの薄ら寒い日の午後、車が頂上に近づいたころ、道路脇で何かを漁るものが居ます。
私をかわしたいらしく、かといって大して慌てる様子もなく、牧場の鉄条網を潜って、放牧地へ入って行きました。初め、野良犬だと思ったのですが、どうも尻尾がふさふさしてますし、頭を下げ続けて漁る様子が犬には相応しくないし、従来も、ここで野良犬を見た経験が無い。
はっと気付いて、少し先に停車し、4・56を持って戻って見下ろすと、200m程先で、同じように雪と地面の境目辺りを、頭を垂れて餌を漁っています。その意味では、余り人を恐れてもいない様子です。
撮影し終わった感じとしても、眼の残像として、青~灰系統の色で、寧ろセパード等の大型犬に寧ろ好く見る印象で、かなり落胆しました。
しかし帰宅後、気を取り直してPCで観ると、残像と逆で、紛う方なく狐色です。撮った直後は、補色が出ていたようです。
それにしても、人慣れした風でもあるし、大型で、肉付きも立派なもので、前に久慈川河川敷で観たものが痩せ細っていて、オドオドと逃げ隠れする風だったのとは大違いです。主に放牧地内で、ネズミを捕食するなどして役立つだろうし、従って農家からも追われずに生活しているのだろう、と推測しています。
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