いつもの小山ダムです。狙いは勿論、クマタカ。
探訪は通算20回を超えています。そのうち、らしき姿を見たかも…というのが2回だけで証拠写真も無く、大部分が空振りでした。
いつものように、朝遅めに着いて、堰堤から最上流まで車で流して、それらしき所を見計らい、下流の展望所から始めて、上流へ約2km歩いて遡る覚悟で、いつもの 6・4+7D on Monopod という装備で、最初のポイントに構えて間も無く、カラスが大声で啼きながら、ダム中ほどの上空を旋回しています。周囲の山に木霊して、なかなか迫力有るテリトリー宣言です。心成しか、アオゲラのドラミングは控え目です。 何やら、大物主役の出現を予感させます。
案の定、約20分後、右後方頭上に黒く大きな影を感じました。
見上げると、太陽方向へ移動しており、完全逆光です。縞がハッキリしないどころか、ファインダー内では黒尽くめで、羽もボロボロの様子。
風が北西の強目の追い風の所為か、結構忙しく羽ばたき、南東方向へ移動しながら、数回旋回しました。正面構図を中心に、近付く時を見計らって連写の断続、高く遠く去るまでの2分半、249枚の撮影でした。
週末前日で、他にカメラマンも居らず、確認もできぬ心細い撮影でした。 ともあれ、クマタカらしきものの初撮りでした。
なお、天気予報は大外れで、相当な俄か雪・俄か雨を何回か経験しました。
帰宅後PCで、半信半疑で処理すると、それらしき特徴が確認できました;
主に腹面ですが、鷹斑が確認できます。尻尾、主翼、腹面、夫々の本数と間隔で…。
しかし、傷んでいます、ボロボロに見えます。尻尾の縞本数からは幼鳥かな?、とも思うのですが、この羽の傷み様は、まるで老鳥です。
なお、ブログ掲載の制限から、各写真は、約4倍に拡大され(最後の正面図は、16倍)、また、鷹斑を確認するために、画像処理しています。
また、諸先輩方からのお墨付きも得られて、初期のタイトルから、”?”を撤去しました。皆様有難うございました。 大いに励みになります。 次は、順光を目指しましょう。
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