狙いの場所について1.5時間も経った頃、向かいの稜線のピークの辺りに、ポッと鳥影が現れ、左に回って軽くU-ターンして稜線の向こうに消えました。写真を見ても、実態が確認できません。(2秒間で、11枚撮影)。この後の一連の出来事から、カップル・クマタカの片方だろうと思われました。
なお写真は、何れも6・4x1.4 で撮影し、処理後、リニアで2倍に拡大してあり、距離感を出すために、小さい像もそのまま掲載してあります。
それから凡そ20分後、稜線手前の禿げ地から、白っぽい鳥が、恰も、地上にいたかのような低さから飛び立ちました。少々白過ぎる印象で、先ほど帰巣した鳥が黒っぽかったのに比べて正反対の印象です。明らかに別の個体でしょう。後の観察で、喉の縦縞や尾羽縞の本数などから、まだ成鳥ではなさそうです。
半信半疑で動きを見守ると、左手に回り込み、どんどん高度を上げます。そして飛び去るのでなく、何と、私の頭上を旋回しています。夢中で撮影しましたが、その間、まともに重力が作用する所為か、真上になるほどAFが利き難く、シャッターを押しながらも、合焦率の低さが気になっていました。(64秒間で95枚、半数以上捨て)
3分後に気付くと、南方の空を旋回しています。その下には、地元の人が、「畑に来るハトを襲っている」と言った畑地が有ります。(22秒間に87枚撮影、半数捨て)
この日は思いの外風が強く、時々突風も吹いて、クマタカは時々羽を窄(すぼ)めて飛んでいました。
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