
最近無人販売所で手に入る果実と言えば、ビワ、ブルーベリー、そして梅!!

わたしは梅はジュース派です。
というわけで、買ってきた梅は洗ってヘタを取り除き冷凍庫で一昼夜。
梅ジュース作りでは、このヘタを取る作業が最重要課題。
へたが残るとえぐみが出てしまいます。また、梅は傷つけないように丁寧に。皮が裂けるとジュースが濁ってしまいます(小さな傷は包丁で取り除けばリカバーできます)。

熱湯消毒した保存瓶、冷凍梅、それと同量の氷砂糖。
梅と氷砂糖を交互に入れれば仕込み完了♪

冷凍梅を使うと、細胞が壊れやすく常温のものより早くエキスが出るそうですが、その分風味が少し落ちるとの情報もあります。
また、早くエキスが出るという利点を生かすなら氷砂糖より上白糖、上白糖よりグラニュー糖が早く溶けるんだそうです。砂糖は何を使っても良いとのことですので、色々比べて、好みのものを見つけ出すのもいいのかな?
…と思いつつ、面倒なのであるものでちゃちゃっと。あまりこだわらず、とりあえず作る派(笑)

さて、ウメの実のお話。
「生の梅は毒があるから食べると危険」というのは有名なお話。
青酸があるらしいなんて聞くとなんだか恐ろしくなります。
正確には、ウメをはじめ、バラ科のアンズ、モモ、ビワ、アーモンドなどの種や若い実には青酸配合体(シアン配合体)である「アミグダリン」という成分が含まれているそうです。これが酵素で分解されるとシアン化水素(青酸)を発生するので注意が必要とのこと。
もっとも、致死量に至るにはかなりの量の青梅を摂取する必要があるため、1つ2つでどうにかなる話ではないようです。ただし、子どもは少量でも致死量に達することがあるのです要注意です。
また、種の中の核には特にアミグダリンが多いため、やはり注意するに越したことはありません。

あんずの種の核である「杏仁」などはその代表格。
よって、これらの食材を扱うときには、アミグダリンを分解する酵素の働きをなくすため加熱します。
酵素は40度の熱で活力を失うため、ジャムにするために加熱すれば安心です。
またアミグタリンは、果実が成長すると次第に消失するのですが、ジュースやお酒につける、梅干しにするなどの加工を施すと、砂糖・酒・塩などの成分により加水分解が進み無毒化されるそうです。

植物が毒を含むというのは、動物に食べられないための知恵ともいえます。自分で養分を作り出せる植物は、動物に摂取されることが多い運命。そのための自衛策の一つが「毒」。
未成熟な種に多く含まれているというのは納得がいきます。そして、成熟したら、食べて種を運んでもらうために毒がなくなる。
よくできてるなぁ…

そして人は、その毒を薬として利用したりもするわけで…
いやはや人間の知恵というのも本当にすごい。地球上の生物はいつも知恵比べですね。
ちなみに梅には毒だけでなく、体に良い酸やポリフェノールなども含まれています。
そのため、梅ジュースを飲めばビタミン・ミネラルの吸収を高めたり、食欲を増進させたり、むくみを解消したり、老化の原因である胎内の酸化を抑えたり…、などなどの効果も得られるとのこと。
暑い夏には梅ジュースが効きますよね♪
植物の恩恵に感謝!!!!!
出来上がりが楽しみです。
【ぴよよんさんと朝ごはん】

・チーズトースト
・ブルーベリーのヨーグルト添え
・コーヒー
今日もいい日になりますように!