山と自転車

熊本県熊本市在住の「ちよ」です。ロードバイクの事を中心に書いています。

ツールドおおすみ2015

2015年11月23日 15時28分03秒 | 自転車イベント
昨日は「ツールドおおすみecoサイクリング大会」だった。
この大会は昨年に引き続き2回目の参加。
ちょっと遠いけど、コースとエイドが良いので、今年も参加する。
今年も昨年と同様で、Aコースおおすみロングライド110kmにエントリーした。



前泊で鹿児島の鹿屋市入り。
昨年はここまで4時間かかったけど、今年はあんまり休憩せず車を走らせ3時間で到着。
私も頼もしくなったなぁと思う反面、またこれで一人で生きていくスキルがアップしたと複雑な気持ちになる・・・。

でもせっかくホテルに泊まったのに、2時間ごとに目が覚めてあんまり眠れなかった。
早々に準備をしてスタート会場の「かのやバラ園」へ行く。

時間があったので車の中で30分くらい仮眠して目が覚めると、私の車の前後を執拗に見ている人がいる。
不審者かと思ったら、ぴなもんさんだった。
ちよさんの車かなぁと思って確かめていたそうだ。
ジャージ姿しか見たことなかったので、誰だかわからなかった。


ぴなもんさんは今年3月のサイクリング大会で初対面して、9月に行われた「やまなみドリームライド鬼のやまなみ」で付き添って走ってもらった。

やまなみドリームライドは上りが多くて、ヘロヘロになってぴなもんさんに情けない姿を見せたので、本日はそれをどうにか挽回したいと密かに思っている。




8時から開会式。
鹿屋市の市長さんもサイクリストで、本日はBコースに参加されるそうだ。
市長さんがサイクリストっていいなぁ。


本日の参加者は、全コース合わせて830人。



こちらの方々は大会のサポートライダー。
「気軽に声をかけて下さい」とのことで頼もしい。

黄色いジャージは鹿屋体育大学の自転車競技部
この選手達と一緒に走れるのも、この大会の魅力の一つ。
昨年は一緒に走るほど余裕がなかったので、今年は一緒に走りたい。



8:30に一斉にスタート。



ぴなもんさんの後ろに付いて走る。


一斉スタートなので、スタートしてしばらくはサイクリストで渋滞。


そして徐々にバラけていく。



ぴなもんさんは「自分は遅いから」と言われていたが、ずっと30km/h前後のペースで前を走って下さった。

みんな自分のことを遅い遅いと言うけれど、結局はみんな速い。



スタートして10kmくらいで、最初の上りが始まる。
私の事前調査では、この最初の上りさえ終えたら、後は楽に走れる。



誰かが「自分の得意なものを伸ばすっショ」と言われていたので、苦手な上りは体力温存走法で回避し、上りが終わったら平地は全力で走ろうと思う。


上り坂で苦悶に満ちた顔をして走っていると、追い越し際に「ちよさん?!」と二度見され、「ブログ見てます」と声をかけていただいた。
もしかして、コメントもらったいぶすき太郎さん?
でも腹は出ていなかったので、違う人かもしれない。
声をかけていただき、ありがとうございました。



ふぅー。
9:55、無事に上り坂を終えて、スタートから25km地点の最初のエイドに到着。

昨年同様パンやおにぎり等、たくさんの食べ物が準備されていた。



ここのエイドでも、「ちよさん」と声をかけてもらった。
お見かけしたことあるなぁと記憶を辿ると、熊本のおじさんサイクリストで結成された「チーム03」のナワさんだった。
チーム03のブログで何度もお顔は拝見していた。


ナワさんの年齢は恐らく50才代かな。
穏やかで優しい方だ。
…それにしても、ぴなもんさんはおにぎりがよく似合う。


未来のスターと一緒に写真を撮ってもらう。



そして再スタート。
ぴなもんさんがちょっと弱ってきたので、ここからしばらくナワさん先頭で走る。


チーム03のメンバーはみなさん速いのだが、ナワさんも速かったー。
昔マラソンをされていたそうだ。



今日は降水確率60~70%だったが、ほとんど雨は降らず寒くもなく快適に走れた。

霞んでいるが、奥に開聞岳。
また今年も見ることが出来て、幸せ。



途中でぴなもんさんの友達で、宮崎のブロガーなもさんグループに追い付く。

なもさんとは3月のサイクリング大会で初対面した。
今回の大会では、上り坂でいつも追い越され、追い越し間際に励まして下さった。
ありがとうございました。




そして、12:10。
スタートから66km地点の昼食会場に到着。


激坂は最初だけと思っていたが、私の勘違いで、ちょいちょい激坂のアップダウンがあった。
帰りはまた同じ道を折り返すんだなぁーと頭をよぎったが、先のことは考えない。私はそうして生きてきた。



昨年同様豪華な弁当。




今年は九州最南端の佐田岬まで行きたかったのだが、佐田岬はサイクリング大会のコース外だし、猪や猿が多くて安全は保障出来ないそうだ。
迷惑をかけたくないので、行かないことにした。


昼食を食べて、折り返しコースを走りながら後ろを振り返る。
恐らくあそこが佐田岬。




そして先ほど一緒に写真を撮った鹿屋体育大学の一年生を発見。


次のエイドまでみんなで付いて走る。


大学生はずっと一番重いギアで走られていた。
さすがだなぁ。



そして、私はアップダウンで脚が削られ、徐々に遅れ始めた。


ナワさんは私が遅れると少しペースを落として私が追い付くのを待ち、追い付いたらじわりと速度をあげられる。


これを何度も繰り返され、もう限界。
楽しいサイクリング大会でここまで必死なのは私だけではなかろうか。

お二人には「先に行ってていいですよー」と言うが待っていて下さる。
「先に行ってていいですよ」は建前で、その言葉の裏には「一人でゆっくり走らせて下さい。もう勘弁して下さい」の意味が込められている。


…結局その後も3人で走り、エイドをすべて制覇し、



そしてラストの坂を2ヶ所clear。
ゴールする前に名残惜しい気持ちで、3人でバラ園からの景色を目に焼き付ける。


そして3人揃って15:15ゴール。

結構飛ばしたのに、昨年とほぼ同時刻でのゴールだった。



ゴール後、ぜんざいをいただき、


ステージで行われているじゃんけん大会に参加。



じゃんけん大会では勝つこともなく、椅子に座って遠目に眺めながら今日一日を振り返る。
折り返し地点で80代のお婆さんが「また来年もおいでー」とみんなに手を振っておられたのを思い出すと、ジーンとくる。
60代の女性が車の後部座席から身を乗り出し、「ガンバレー、ガンバレー」と大声で声援を送られていた。人のことをあんなに一生懸命応援できるって凄いと思う。


帰る間際に素敵な光景を見かけた。


仲間に背中を押してもらいながらゴール。
支えてくれる仲間がいるっていいね。
お疲れ様でした。


私も今回のサイクリングでたくさんの方に支えていただいた。
ぴなもんさん、ナワさん、その他一緒に走って下さった方々、大会スタッフのみなさん、地元の方々、ありがとうございました。
サポートカーもたくさん巡回されており、安心して走ることが出来た。

参加賞。




・・・帰り際、ぴなもんさんがなかなか言わないので、自分から切り出す。
「私の今日の走りはどうでしたか?」

そうしたら、この前のやまなみドリームライドと見違えるほど良かった、とのこと。

あーやっぱり。
自分でも今日はいい走りが出来たとは思っていた。
ローラー練習で脚を動かし続ける習慣がついたのが良かったのかもしれない、とペラペラしゃべり、スッキリしてぴなもんさんとお別れする。
ふふふ。



帰りは道の駅垂水の温泉に入って、お土産を買って帰宅。


走った距離:112km



ブログにコメントをくださり、この大会に参加すると言われていたzunzunさんといぶすき太郎さんとは会えなかった。
でも自転車を続けていれば、いつか会えると思うので、それまで楽しみはとっておこう。
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