先週の事。ひよこパパから
「21日お休み取れたけど、そっちが(かーさんの実家)行くなら一緒に行くけど?」
と連絡が入りました。
ひよこ王子に会った時も「おっきいおじーちゃんとおでかけする!」って言われました。
と言うことで、どこに行こうかと考えた挙句、ひよこ王子も楽しみにしていた「栗拾い」に出かけることにしました。
嬉しい事に、今年は比較的体調が良いおっきいおばーちゃんも一緒です。
幸いに、こちらもお休みだったJちゃんおじちゃん(かーさんの弟)が車を出してくれたので、おっきいおじーちゃん・おばーちゃんも安心。(だって、我が家のチビ車と違って、実家の車は年寄り用の居住性を考えたジャガーなんですもの:笑)
「3台で行くなんて、ガソリン代がもったいない」とおばーちゃんは言っていたのですが、結果これが大正解だったのです。
東京の実家に集合して、いざ伊勢原へ!
目的地は、伊勢原運動公園のそばの栗園です。
環状8号線から東名へ。
あちゃーーーー! 渋滞です(><)
のろのろ走っていると、後から急行車が路肩を走り抜けていきます。
消防車も2台走り抜けました。
いったい何があったのでしょう?
パトカーも救急車も飛んでいきます。
2時間走っても厚木(TT) (本当なら1時間のところ)
結局、バイクと乗用車の事故だったようで、当事者の方には申し訳ないのですが「これで、あの大渋滞?」と言う事故でした。なぜ消防車2台なのか???ですが。
結局午後2時半に運動公園につきました。
そうしたら「本日は終了になってたよ」と、ひよこパパ。
あわててママちんが電話をかけてみると、どうやら連休続きの上、朝から沢山来たので、栗がなくなってしまったようです。
もう一軒の方も終了。
どうしましょ・・・・・・・・
「厚木にもう1件ある」と、ママちんが連絡を入れると「栗は終わったけど、サツマイモとサトイモなら大丈夫」
と言うことで、急きょイモ掘りとなりました(^^;;
ナビにしたがって、伊勢原から厚木飯山方面に。
飯山温泉入り口を通り過ぎたら、ナビは住宅街の細い路地を行けと言う。
半信半疑でくねくねくね。
もっと行くの?(@@) と思っていたら、お客さんを案内している若い女性がいました。
声をかけてみると
「この先行って、庭先に止めて良いですよ」
と、にこやかな笑顔。
え?この細くてクネクネもっと行くの?
Jちゃんの車、大丈夫かな?
恐る恐る見ていたのですが、何とかついてきます。
広い庭先に入ったところで・・・・・・
え?・・・・・・・・・
ここ!(@@)!!!
庭の奥に2階建ての民家
くの字の配置に立派な物置。
家の前のアケビの棚
「ママちん ここ・・・・・・」
「かーさん ここだよ。あのアケビ棚おもぼえているもん」
目の前にあったのは、さんざ探して諦めていた思い出の栗園だったのです。
それはもう25年位前のお話。
当時いつも一緒に行動していたお隣さんと、丹沢方面に遊びに行ったのです。
帰り道、バスの中から栗園の看板が見えて、ついでにと遊んでいったのです。
とてもやさしいおじさんがいて、小さな栗はオマケといって、子供達に沢山下さったのです。
そして小さなママちんが見つけたのが、アケビ棚のアケビではなく、そばの大木の上になっていた濃くてきれいな紫のアケビ。
あれが欲しいとママちんが言うと、おじさんははしごを持ってきて、採ってくださったのです。
その後なかなか行くチャンスが無くて、数年前、ママちんが栗拾いに行きたいと言い出した時に散々車で走り回ったのですが、とうとう見つける事が出来ませんでした。
「きっと 止めちゃったんだよ」
かーさんの記憶では七沢の方だったのですが、もう一つ向こうの飯山だったのです(^^;;
もう気分は秘密の花園を見つけた気分。
また行きたいと願った桃源郷に出会った気分です。
気持ちが興奮したまま、当時のお話をしたら
「きっと おじいさんがいた頃だ。この栗園はおじいさんが始めたんだから。
その大木は、きっと入り口のところのケヤキの木よ」
今は息子さん夫婦の代になっていて、おばさんがそう言いました。
いっぺんで旧知の仲のようになって、おしゃべりに花が咲きます。
レモンイエローのコスモスに目が止まったおっきいおばーちゃん。
何でもこの花が出たときに、実際に見たいと、どうやら立川の昭和公園まで出かけたようです。
少し切って持っていくと良い。でもすぐしおれちゃうかな。
そうそう。いくらでも増えるから、種を持っていきなさいと、沢山摘んでくれました。
後で気がつくと、おっきいおじーちゃんたら、ちゃっかり水を入れたペットボトルにコスモス入れて持っていました(^^;;;
おっきいおじーちゃんの目にとまったのは、一本の木。
大きな実が鈴なりです。
それ、サルナシだわ!
聞けば、大実サルナシではなく山取りの普通のサルナシだとか。
でもツルではなく、木になっています。
我が家のサルナシとは、大違い。
こうすればいい、とおじさんが仕立て方を教えてくださいました。
ひよこパパが見つけたのは、どでかい魚。
ママちんを呼んで見せたら
「かーさん チョウザメがいる!」
へ? チョウザメ?
池に何匹もの大小のチョウザメが泳いでいます。
慣れていて頭をなでられるよ。というので、イイコイイコしてきました(笑)
裏の崖には蕨が気持ち良さそうに、緑の葉を茂らせています。
春には常連さんが採りに来るのだとか。
でもママちんが気になったのは、隣の竹やぶ(笑) もちろんタケノコです♪
あちこちにセッコクだのイワヒバだのがあります。
おじさんが、山野草もやっていると教えてくれました。
「来年ソメイヨシノが咲く頃においで。アツモリソウが沢山咲くから。蛍も飛ぶよ。」
にぎやかに話し込んでいましたが、おイモを掘らなきゃ(爆)
ということで、畑に行きました。
サトイモは、新イモのころ。
もっと後になると沢山の小イモが出来るそうですが、今時期のものが大変おいしいと言うお話です。
サツマイモも、1株のなりは少ないけれど、有機肥料を使っているご自慢のおイモ。
サツマイモもサトイモも、それはそれは沢山採りました。
おじさん びっくりかな?
その他にも、気がついたらおっきいおばあちゃんはミョウガを分けていただいているし。
青紫蘇がきれい!って言って、バッサバッサと大きな株を根元から切って、沢山頂いているし。
通りがかりの実の入り切らなかった小さな無地のスイカを、玄関に飾るのだと頂いているし。
もちろんママちんは、食べごろの口の開いたアケビを沢山採ってもらっているし。
おじさんが「他のお客さんがいると出来ないけれど、1・2kgなら、分けてあげるよ」と、第一目標の栗まで手に入れることが出来ました。
まったく、嵐のような家族です。
ドドーーーーっと来て、敷地中を駆け巡り、あれもこれもと手を出して。
さすがに少々恥ずかしくなってしまったのですが、おじさんもおばさんも、お嫁さんも「いいよ。いいよ。」とニコニコしてくださいました。
かーさんもママちんも、ここで一日ゆっくりしたいものです。
「ここで一日ゆっくりすればいいじゃない。」
嬉しいお言葉です。
「ソメイヨシノの咲くころに、ぜひいらっしゃいね!」
(フフフ・・・・・・
ひょっとしたら、もっと早くお伺いするかもしれませんよ(^^;; )
お芋の始末をしながら、お料理の話をしましたよ。
だってサトイモの親イモが、まだまだ食べられそうだったのですもの。
そんな話から、サンショのお話になって、かーさんが作るサンショの塩漬けのお話に。
とても興味をもたれたので、思わず持参のおにぎりあげてしまいました。
本日のお弁当に、サンショの塩漬けをまぶしたタラコおにぎりがあったのです。
後で考えたら、何とも恥ずかしいお話なのですが、喜んで受け取ってくださいました。
大勢でにぎやかにしていましたが、夕方も遅くなってきました。
とっても名残惜しかったけれど、お互いの連絡先を交換して、さようなら(^^)/
すっかり遅くなってしまったし、東名が込んでいるといけないので、ひよこ家族はここでおウチに直行。
ママちんとかーさんは、おじいちゃんの家に戻ります。
案外スムーズに帰宅して、お食事して、どっさりのお土産を仕分けして、ひよこ家にお届けするためにサヨナラしました。
一日渋滞だの、栗園探ししたりで、Jちゃんも両親もさぞや疲れたことでしょう。
まさかあんな大変な往路になるとは思いませんでしたが、おかげで消えたと思っていた大事な思い出の場所を見つける事が出来ました。
本当に大事にしたい、ご縁です。
今年は、節子ガーデンの節子さんと、この栗園のおばさんと、意気投合の素敵なご縁が出来て本当に嬉しいです。
それにしても、当時は田んぼだの畑だのの中の栗園だったのに、すっかり住宅街になっていて、あれじゃあ飯山だと覚えていても、探し出す事はできなかったでしょう。
そうそう。岩崎さぁ~ん
試供品分くらいしかないけれど、サンショの塩漬け送りますね♪
お気に召したら、来年はお庭のサンショで作ってみてくださいね!!
先ほど、母から電話があったのですが、「昨日は楽しかったね」って(^^)
ああ 良かった♪♪
そして、肝心のサツマイモとサトイモですが、サツマイモはホクホクと甘くおいしく、サトイモはねっとりつまっていて、大変おいしいものでした。
ママちんが知り合いにせっせと配る予定なので、我が家には残るかしら?(笑)