甘えんぼ

大好きだよ。

ずっと大好きだよ。

だから。

甘えさせて。

あたまなでなでして。

にっこり笑ってかたりかけて。

あのちっちゃい子みたいな満願の笑みでぼくをみつめて。

おひさにのるの。

あたまをすりすりとすりつけるの。

そして微笑みながら、ちらった顔をみるの。

やさしいよ。

にこにこわらってるよ。

大丈夫っていってるよ。

ずっとそばにいていいよっていってるよ。

ありがとうね。

だいすきだよ。

ずっとそばにいるよ。

いまは、心の中でおしゃべりしてるよ。

いままでの思い出をいっぱいおしゃべりしてるよ。

家族一緒に鎌倉へ初詣にいったね。

銭荒い弁天で、お札をあらった。

帰り道の本屋さんで、ごほんをかってくれたね。

すごくうれしかったよ。

ずっとだまって、みつめてくれた。

お正月のはやい日没のなかで、かぞくみんなで帰り道をあるいた。

そして、電車にのってかえっていったね。

だいすき。

ずっとそばにいてね。

約束だよ。

本当に、大好きだよ。

ぼくね。

ぼくね。

いま、むねがくるしいよ。

すごくくるしいよ。

たくさん話したかった。

いっぱい甘えたかった。

あぐらをかいたおひざのうえでねこみたいにかおをすりよせて。

たくさんふれあいたかったよ。

そして、いっぱい大好きだよって言いたかった。

いまは、魂だね。

あの大好きなにおいも、だんだん消えていくね。

いま、魂はどこにいるのかな。

なにを考えているのかな。

甘えたかったな。

大好き

大好き。


大好き。


大好きだよ。


ずっと大好きだよ。

大好き

大好き

大好き

大好き

いっぱい甘えたい

だから、いっぱい甘えてね


大好き

大好き

大好き

綺麗な透明な魂が、僕の中にはいってきたよ。

こんにちはってあいさつしたよ。

それでね。

もう大丈夫って言ったよ。

あいさつしたよ

今朝おきて、すぐに、あいさつしたよ。

おはようって。

いま、魂は自由自在に動き回れるんだよね。

だから、ぼくのところにもいてくれるよね。

それでね。

おはようってあいさつしたら。

いつもの笑顔で、おはようって、お返事してくれたね。

気持ちは通じ合ったよ。

おはようっていったら。

おはようって笑顔で答えてくれた。

ひさしぶりだね。

楽しかったよ

楽しかった思い出をいっぱいくれたね

まだぼくがちいさかったころ、

家族みんなで川べりにお散歩したね

静かな静かな川だった

夕焼けの中、大好きな家族みんなでゆっくりゆっくりと歩いたね

弟は、ウシガエルの鳴き声におびえて、こわがってた

でも、聞こえてくるのは、川のせせらぎと、風の音。そして風にそよぐ草の音

ざーっ

ざーっ

静かななか、無駄話もしないで、みんなで歩いた


そして


哲学堂。

写真もとったね。

みんな笑顔だったね。

すごくたのしそうな笑顔だよ。

ありがとうね。

人生の宿題、終わったね。

おっきな人生の宿題が、終わってたね。

すっごく、変わったね。

ぼくと、感情の綱引きしてたとき。

いろんなことが、あったね。

いまは、どう感じてるかな。

ぼくは大丈夫だよ。

人生の宿題をやり終えてたって、わかって、とってもうれしいよ。

すごくうれしいよ。

神様は、待っててくれてたんだね。

生まれ変わりますようにって。

きれいな魂になりますようにって。

この1年は、ほとけさまのようになってたんだよね。

ひとへのおもいやり。

慈悲のこころ。

まわりへの感謝。

ひとのありがたみ。

そんなこと、いままでだったら、できなかったよね。

でも、この1年で、180度かわったんだよね。

そうして、まわりへ、感謝のきもちをとどけるのをかみさまがみていて、もう大丈夫っておもったんだよね、きっと。

人生でいちばん大切な宿題が、おわりましたと。

もう、大丈夫。

ともだちもいっぱいできてたよね。

そして、ぼくへの気遣いも、いっぱいしてくれたよね。

たいせつなことに気付き、そして、じぶんじしんを生まれ変わらせたこと。

かみさまはきっとほめてくれるよ。

よくやったね。

がんばったね。

もう大丈夫。

安心していいよ。

そういって、神様は、魂を身体から卒業させて、なにも苦しくなく、楽しい世界へと入ってもいいよって。

神様は、魂をさそってくれたんだよね。

すごくうれしいよ。

感謝だよ。

だから、ずっとぼくのこころのなかにいてね。

ずっとだよ。

やくそくだよ。

そうして、苦しかったからだと人生から卒業できて、

楽しいよ。

幸せだよ。

楽だよ。

そういってね。

待ってるよ。

晴れたね

みんなで家をでるときは、あめだったね。

そして、みんなで待ってるときに、だんだんとあめはやんで。

みんなで自宅に帰るときになったら、晴れたね。

大好きな青空。

車の中からみえたかな。

そして、晴れたあとは、まるで6月のような蒸し暑い午後になったね。

6月。

いちばん好きだっていってたね。

覚えてるよ。

大好きな6月みたいな今日になったね。

うみもみえるよ。

だいすきな海は、はれたお天気でおだやかだよ。

帰ってきたね。

今日はたくさんのともだちがきてくれたね。

いっぱいいっぱいきてくれたね。

うれしかったかな。

幸せかな。

たくさんあそんだってきいたよ。

つりにもいったね。

あそんだね。

たのしかったね。

いまもにこにこしてるかな。

よかったっていってるかな。




いまは、あのくるしかった肉体も、きれいになったよ。

きれいになってかえってきたよ。

もう大丈夫。

ずっといるよ。

はなれないよ。

これからは、いっしょに思い出をつくっていこうね。

もうすぐ

もうすぐ身体がさようならだね。

辛かったね。


苦しかったね。

大変だったね。

でも、もう大丈夫だよ。

安心してね。