virtual"the elf"

神戸の舞子,海岸近くのelf。'04幕を下ろし、その秋仮想空間にてゾンビのごとく甦る。マスター谷口の世界へ酔うこそ!

いかなご新子

2011-03-28 08:00:57 | Foods&Drink
先週車検があって、検査後の車を取りに行った帰り・・
夕方車屋近くのスーパーに寄ったら、
「いかなご100円!いかなご100円!100円!100円!」と鮮魚担当者が叫んでました。
今は1kgパックが600円前後ですが、鮮度が勝負の"新子"を売れ残すワケにはいかず、売り切ろうというもの。

ここ何年か"いかなご新子"は買わずに遠ざってました。
オバサンたちが何十kgも炊いて、親戚・知人等に送りまくるという近年のエスカレートした習慣に嫌気がさして、
「こんなことしてたら、このあたりの魚、枯渇するで~」と思ってたから。
新子は他の魚のごはんにもなります。
取りすぎるといかなご自体のこともありますが、他の魚にも影響があります。
漁の期間は限られているものの、オバサンたちは「今年は○○kg炊いた!」がご近所での自慢話のネタになり・・
家で食べる量は知れているのに、です。
そんなことで、魚好きなんやけど、買わずにいました。

今年は寒い冬で、成長が遅く、漁をしだしたころは小さめでしたが、今はちょうどいい大きさ。
翌日には売れません。鮮度が落ちたものは炊いても、くずれるのです。

捕ってしまった新子ですから、1パック買いました。 500円玉一枚は震災の寄付へ。

頭の写真:半分は「くぎ煮」。残りは「釜揚げ」に。ともに美味しかったです!
      ちなみに、この日の「わかめの酢の物」は"カニカマ"と"きゅうり"が加わって、りっぱな一品となってます。

自然の恵み「いかなご新子」にも"人間の欲"はきりがありません。
買占めは今問題になっていますが、これと「いかなご」がリンクしないのが不思議。

「くぎ煮」、昔は春の訪れを感じる"オカズ"としてこの時期食卓に乗るささやかな一品でした。